iPhone 7向けデュアルカメラの大半の生産を請け負う予定だったソニーですが、熊本地震などの影響で、代わりにLGがカメラ部品の初期生産を担うことになるようです。野村証券のアナリスト、クリス・チャン氏が伝えています。
iPhone 7のものとされるリーク画像。アンテナ線がついに消えると噂。
チャン氏は、ソニーがデュアルカメラのすべての受注に対応できない理由として、収益が予想を下回ること、および熊本地震により生産設備が被害を受けていることを挙げています。ソニーは4月に、今回の地震による生産設備の被害状況を詳述したプレスリリースを発行しましたが、その時点では、iPhone 7関連の受注にどの程度影響が出るかは不明でした。
しかし、5月13日発行のプレスリリースでは、同社の熊本工場が5月9日より順次稼働を再開すること、地震による連結業績への影響は軽微と見込んでいることが報告されています。
チャン氏はまた、現在は5.5インチモデルのみに搭載されている光学式手ぶれ補正機能が、iPhone 7からは4.7インチモデルにも搭載される見通しとも伝えています。
iPhone 7にデュアルカメラが搭載されるとの噂は以前からありますが、5.5インチモデルのすべてに搭載されるのか、一部のプレミアムモデルにのみ搭載されるのかは、アナリストにより見立てが異なっています。
いずれにしても、iPhone 7では、カメラの進化に注目が集まることになりそうです。
via - 9to5Mac , Sony , BARRON'S ASIA