アップルの新製品情報に詳しいKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、最新のレポートの中で、2017年に発売されるiPhoneはデザインが大幅に刷新される見通しだと述べました。具体的には、iPhoneの特徴であるアルミ製のボディが、AMOLEDディスプレイ（有機EL）を備えた完全ガラス製のボディに変わるとのこと。

クオ氏は3月に発表したレポートの中でも、新しいiPhoneのデザインは、ガラス製の筐体を使用したiPhone 4に似たものになると述べていました。

完全ガラス製へと変わる理由については、アルミ製は今や多くの競合メーカーが採用していて新鮮味がないためとクオ氏はみています。完全ガラス製の筐体へ移行することで、アップルは他社との差別化を図る計画のようです。ガラス製の筐体はiPhone 4と4sですでに採用済みですが、このときは、前面と後面のガラスをステンレスでつないだデザインでした。

また、新しいiPhoneのディスプレイは、現行より薄型で軽量のAMOLEDが採用される見通しです。アップルは先週、サムスンと26億ドルに及ぶOLEDパネルの供給契約を結んだことが報じられています。

上記のように、2017年発売のiPhoneは大幅なデザイン変更が見込まれています。一方、今年発売予定のiPhone 7は、現行モデルから大きな変更はないとされています。デュアルレンズカメラ採用の噂も出ていますが、大型の5.5インチモデル専用の機能になる可能性が高いとされています。

via - 9to5Mac