電子機器受託生産最大手の台湾フォックスコンが10万人規模の大量採用を行ったといううわさに続き、米通信社のブルームバーグは23日(現地時間)、アップルのサプライヤが来月、9月の発売予定を目前に、画面サイズの大きい2種類のiPhoneの製造を開始する予定だと報じました。
先日リークされた5.5インチ版iPhoneとされるディスプレイ部品。対角線の長さは14センチ。
ブルームバーグの報道では、アップルのサプライ・チェーンに詳しい情報筋から入手したものとして、7月中には次世代iPhoneの大量生産が始まるだろうと伝えています。2種類のモデルのうち4.7インチ版は9月に市場投入される見込みで、1カ月遅れの発売とうわさされてきた5.5インチ版も、同時に発売されるものとみられています。
しかしながら、5.5インチ版iPhoneの製造工程は、4.7インチ版と比べ複雑であるため、アップルは製造効率の改善に迫られているようです。
ブルームバーグによれば、アップルの製造委託会社であるフォックスコンは、iPhone 6の大量生産に備えて10万人もの従業員の採用を進めているとのこと。また第2の委託先である台湾のペガトロンは組み立て工程を請け負うとされており、請負量は約30%とみられています。
このニュースの数時間前には、台湾でも同様の報道がなされていました。
ブルームバーグの情報筋によれば、次世代iPhoneは従来のものよりも「丸みがあって薄く」、ここ数週間目にしてきたモックアップの画像やiPhone 6のものとされる部品のデザインと一致するようです。