iPhoneのiSightカメラは4s以降、3世代にわたり800万画素のセンサーが採用されてきましたが、iPhone 6では1000万画素へと向上するかもしれません。米国のMacRumorsが伝えております。
中国語のウェブサイトIT168は、台湾のサプライチェーン筋の情報として、iPhone 6のカメラは絞り値f/1.8で少なくとも1000万画素になると伝えています。これが事実であれば、絞り値f/2.2で8メガピクセルのカメラを持つiPhone 5sから機能向上することになります。
また同サイトによると、iPhone 6では、現行iPhone 5sで使われているハイブリッドIRフィルターの代わりに、樹脂レンズフィルターが採用されるとのこと。これは日本の企業であるJSRが製造を担当します。JSRはARTON(アートン)樹脂レンズで有名で、これはCMOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサー搭載のデジタルカメラやビデオカメラに使われています。
JSRによると、アートンフィルターは、IRフィルターに比べてより薄く軽くなっており、その樹脂の性質からCMOSイメージセンサーの色変化を最小化し、よりクリアなイメージを捉えることができます。
しかし先般、China Postは、アップルは続けて800万画素のカメラを採用すると報道しており、このIT168の情報と異なっています。また野村證券のアナリストらは、iPhone 6のカメラモジュールは、光学イメージ安定化など他の機能面で改善が見られるとしています。