台湾のThe China Postは9日、「アップルが今年発売するiPhone 6は、背面カメラの解像度がアップグレードされない」とする噂が流れたことを受けて、iPhoneのカメラモジュールのサプライヤであるラーガンプレシジョンの株価が8日に著しく下落したと伝えました。Mac Rumorsのレポートです。
The China Postは野村證券のアナリストの言葉を引用して、「iPhone 6は手ぶれ補正機構(OIS)の強化を含むいくつかの改善点はあるが、1200~1600万画素の高解像度センサーは採用されず、引き続き800万画素のセンサーが採用される」と伝えました。
「野村證券のアナリストによれば、ラーガンの株価下落は、業界の観測筋の期待に反して次期iPhoneに引き続き800万画素のカメラが採用される、という噂が流れたことが原因。アップルは、デバイスのさらなる携帯性を確保するためにこの決定を下したとみられる」(The China Post)
アップルは、2011年にiPhone 4で初めて800万画素の背面カメラを導入し、2012年のiPhone 5と2013年のiPhone 5cでは同様のモジュールを採用。2013年のフラッグシップiPhone 5sでも800万画素のセンサーを採用しましたが、ピクセルサイズの向上、より大きな絞り、新しいデュアルLEDの「True Tone」フラッシュ、ソフトウエアの強化、等によってカメラ機能は大幅に改善されていました。