アップルがiPhone 5sを発表してまだ6週間ほどしか経っていませんが、ウォールストリートあたりではすでにiPhone 6の話題で盛り上がっている模様。投資会社パイパー・ジェフリーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は25日、その調査ノートに「第6世代iPhone」は「大型のスクリーンオプション」を備え、「大ヒット製品(blockbuster)」となるだろうと記しています。米国のNEW YORK POSTが伝えています。
先月出たばかりの新iPhoneのさらに次のiPhoneの話が出てくること自体がすでに行き過ぎの感ありですが、さらに驚くべきことは、iPhone 6の発表日が秋ではなく夏になるとマンスター氏が述べていることです。ということは次にアップルストアの前に長い行列ができるまで、もうわずか9か月しかないということになります。
もちろんこれは、iPhoneファンにとっても、アップル株主にとっても慶賀すべきこと。アップルは伸び悩む売り上げ成長の中、株価は過去12か月低迷を続けており、このブロックバスター(blockbuster)製品を利用したいと考えているはずです。アップルの直近四半期(4月~6月)の収益は350億米ドル(約3兆4000億円)、前年比で変わりばえしません。この低迷は第2四半期(1月~3月)に始まったものですが、第4四半期(7月~9月)の結果が出ても続くだろうと見られています。
しかしウォールストリート筋はまた、アップルが来年、かつての輝きを取り戻すだろうとも見ており、大ヒット製品となりそうなiPhone 6に加えて、ウォッチ、テレビのような新製品リリースにも期待が寄せられています。
米金融サービス会社キャンター・フィッツジェラルドのアナリストであるブライアン・ホワイト氏は、iWatchやアップルTVの可能性を挙げつつ、「2014年度は、アップルのイノベーションが再び開花する年だ」と述べています。