アップルは昨年、iOS 8のマップに乗換案内機能を追加する予定でしたが、結局実現しませんでした。しかし、今年リリースされるiOS 9にはこの機能が搭載される見込みだと、情報筋が明らかにしました。アップルは、iOS 9のマップアプリの主要機能として、今年のWWDCでこの乗換案内を発表する予定のようです。
新しいマップには、空港や鉄道の駅を発見しやすくする大きなアイコン、旅行計画機能、それに既存の標準、地図+写真、航空写真と併せて新しい乗換案内表示が追加されるようです。
情報筋によると、アップルは昨年、社内の人事問題、データの不整合、対応地域の少なさなどから、開発の最終段階でiOS 8への乗換案内機能の追加を断念。しかし、2014年夏まではiOS 8のベータ版にこの機能を搭載していたとのこと。それ以降は、データを洗練させ、新たな都市を追加し、追加をユーザーに知らせるプッシュ通知システムの開発を行ってきたようです。
アップルはさらに地図を改良するため、現在、屋内地図の作成も進めていると伝えられています。リリースは来年以降になる可能性がありますが、iBeaconセンサーを搭載した自律ロボットを使用して、データ収集をすでに開始しているとのこと。これらは、以前に報じられた、バンを使用して収集する高解像度のストリートビュー映像に追加されるものとみられます。
via - 9to5Mac