アップルがこのほど発表したApp Storeの統計データによると、iOSデバイス(iPhone、iPad、iPod touch)全体の72%が現在、iOS 8を搭載していることが分かりました。iOS 8の普及率が堅調な伸びを示すなか、AndroidのOSにおいては、普及率が40%を上回るバージョンはありませんでした。
iOS 8の普及率は先月上旬の68%から、この1カ月で4%増となりました。また2013年9月にリリースのiOS 7は今なお25%を占めており、iOS 7以前のバージョンが残りの3%となっています。
対してGoogle Play Storeの最新データによると、普及率が最も高いのは、2013年にリリースのAndroid 4.4 KitKatで39.7%でした。昨年10月にリリースの同5.0 Lollipopはわずか1.6%という結果でした。
この2年間にリリースされた比較的新しいバージョンだけをみると、その普及率は、iOS(iOS 7 / 8)の場合97%になりますが、Android(4.4 KitKat / 5.0 Lollipop)は41.3%に留まっています。
アップルは、キャリアがiOSについて介入することを禁じています。これはAndroidとは非常に対照的な点です。それに加えてAndroidの場合、様々な機種が市場に出回っており、その数は1万9000種類にも上るといわれています。
グーグルのNexusシリーズを除いて、Android端末は今なお従来型のアプローチを続けており、各キャリアや携帯電話メーカーが、一定のガイドラインを基にOSを独自にカスタマイズできるようになっています。
そのため、Androidの最新版がリリースされても、メーカーによる調整期間が必要となるので、すぐにはアップデートができないのです。
サムスンの主力製品Galaxy S5は、発売から約1年が経ちますが、ユーザーが3ヶ月前にリリースされたAndroid 5.0 Lollipopへとアップデートできるようになったのは、つい最近のことです。他の端末においては、永遠にアップデートができないものも多々あり、データによると全体の約14%が依然として2011年リリースのバージョン(Ice Cream Sandwich)か、それ以前を使用しているようです。
via - Apple Insider