iOS 7に対する評価は上々ですが、余計な機能が多いのも事実。ユーザーの中には、iOS 7のアニメーション効果に不満を訴えている人も多くいるようです。米国のThe Vergeがレポートしています。
アップルiOS 7の新デザインとスタイルについては、それを非難、中傷する人が数多くいて、中でもシビアなケースは、新iOS 7のズーミングと視差を使ったアニメーションのために、深刻な乗り物酔いになる人も出たというものです。
アップルのフォーラムのユーザーEnsorceledさんは、「ズームのアニメーションで、本当に吐き気を催した。それに頭痛にもなった。ちょうど車の中で本を読もうとすると、乗り物酔いになるが、まさにあんな感じだ」と書いています。フォーラムのユーザーには他にも、気分が悪くなった人、目が痛くなった人、めまいを覚えた人などがいます。
アップルは「視差効果を減らす」というアクセシビリティのオプションを用意していますが、これはホーム画面上に見られる視差効果のシフトを止めさせるもののようです。
※ホーム画面を縦や横に傾けてみましょう。微妙に壁紙が動いて見えます。この視差効果をオフにするには、設定> 一般> アクセシビリティ> 視差効果を減らすをオフ。
しかしホーム画面だけが問題なのではありません。問題は、このズーミングの効果が、アプリのオープンとクローズ、マルチタスクメニューに入る時など、iOS全体にわたって見られることです。
アップルのフォーラムのユーザーglassrabitさんは、「iOS 7のiPadを使い始めると、すぐに強いめまいに襲われた。そのせいで、残りの一日を棒に振った」とのこと。別のユーザーnybeさんは、「iOS 7のiPhoneを使ったせいで、強い吐き気がしたので、仕事から病欠で帰宅しなければならなかった」と書いています。
アップルのフォーラムのレポートにコメントするユーザーらの多くによると、サポートセンターに問い合わせても、これらの効果を無しにする方法はないと言われたとのこと。中にはiOS 6にダウングレードしたいと訴えた人も多かったようです。iOS 6であれば、アプリのオープン時も素早いし、余計なアイコンの動きもありませんでした。
アップルのフォーラムのユーザーBurgerKingさんは、「iOS 6までは、問題など一切なかった」と書いています。この乗り物酔い問題に関しては、TheVergeもアップルに問い合わせをしているところで、今後もアップルからの回答があれば、記事として発表するとのことです。