モバイルウェブの利用状況に関する最新の調査によると、あらゆる予想を覆して、利用率においてアップルのiOSがグーグルのAndroidを上回っているようです。米国のFORTUNEが伝えています。
NetApplicationsが4月1日(米国時間)に発表した最新のデータによると、Safariブラウザのモバイルウェブでのシェアは、2月は55.41%だったのに対し3月は61.79%でした。
パイパージェファリーのアナリスト、ジーン・ミュンスター氏が提出した下の表からは、iOSがAndroidの2倍以上のトラフィックを生成していることがわかります。
世界でのスマートフォンの販売高はAndroidの方が上回っているにもかかわらずです。ミュンスター氏はなぜこのような結果となったのか、その理由を3つ挙げています。
まず昨年の第4四半期(10~12月)に、米国でのスマートフォンの販売シェアがAT&Tでは80%を越えVerizonでは60%を越えたことが挙げられます。米国ではiOSは最も普及したスマートフォンのプラットフォームなのです。
2つめは、iOSユーザーのほうがAndroidユーザーよりも、スマートフォンをより日常に欠かせないものとして使用している傾向が強いことがあげられます。
3つめは、タブレットからのモバイルウェブの利用はスマートフォンからの利用よりも、より多くのトラフィックを生成する傾向がありますが、そこにおいてもiOSからの利用率がAndroidを上回っていることが挙げられます。
iOSのモバイルウェブでの利用率は、少なくとも今年の年末までは成長を続けるでしょう。