アップルは日本時間の11日未明、米カリフォルニア州クパチーノの本社で、新製品発表イベントを開催しました。イベントの主役はもちろんiPhoneですが、そのほかにも様々な発表がありました。
iPhone 11はiPhone XRの後継モデルです。6.1インチのLCDディスプレイとアップルの最新のA13 Bionicプロセッサ、GPUを搭載しています。価格は74,800円（税別）から。カメラは、2眼カメラを採用し、セルフィーをスローモーションの動画で撮影できる「スローフィー」なる面白い機能が登場しています。
本日のイベントの主役が、このiPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxです。両方とも3眼カメラ（望遠、超広角、広角の各レンズ）を採用。3つのカメラは、いずれも4Kビデオを60fpsで撮影することができ、今後登場するソフトウェアを使って各レンズでそれぞれ異なる被写体を撮影できるとのことです。
ディスプレイは、iPhone 11 Proが5.8インチのOLED、iPhone 11 Pro Maxが6.5インチのOLED。輝度は共に1,200ニト。iPhone 11と同様、最新のA13 BionicプロセッサとGPUを搭載。カラーは4色。価格は106,800円（税別）からです。
低価格帯のiPadがアップデートされました。第7世代のモデルでは、ディスプレイのサイズが従来の9.7インチから10.2インチに拡大しています。価格はこれまでと同じ34,800円（税別）から。iPhone 7に採用されたA10 Bionicプロセッサを搭載。Smart Connectorに対応するので、マグネットで着脱するSmart Keyboardも使用できます。
新しいApple Watch Series 5は、外観は昨年のモデルとほとんど変わりませんが、新しい機能がいくつか追加されています。最も注目すべき点は、Apple Watchでは初めて常時表示が可能になったことです。
大半のスマートウォッチは、バッテリーを節約するために、ディスプレイに限られた機能しか表示されませんが、Series 5では、画面はやや暗くなるものの、通常の使用時と同じ文字盤が常に表示されます。バッテリー寿命はSeries 4と同じ18時間です。
価格は、GPSモデルが42,800円（税別）から、GPS + LTEモデルが53,800円（税別）からと、従来と同じです。
Apple TV+は、アップル初のストリーミングサービスです。11月1日から開始され、料金は月600円。家族6人までサブスクリプションを共有できます。新しいiPhone、iPad、iPod touch、MacまたはApple TVを購入すると、Apple TV+を１年間無料で利用できます。
App Storeが刷新され、モバイルデバイスに新たに「Arcade」のタブが追加されます。このタブをクリックすると、新しいゲーム、戦略ガイド、それに、複数のジャンルにわたる幅広いゲームのニュースや情報をみることができます。
ゲームの定額制サービス「Apple Arcade」は9月20日から開始されます。月額料金は600円。家族6人までサブスクリプションを共有できます。