アップルは現地時間の26日、2016年第1四半期(2015年10~12月期)の決算を発表し、純利益が184億ドル(約2兆1000億円)と、過去最高を記録したことを明らかにしました。
iPhoneの販売台数は7480万台と、前年比わずか0.4%の伸びとなり、2007年に発売が開始されて以来最も低い成長率になりました。iPhoneは現在でも、同社の収益に最も貢献している製品ですが、売行きの鈍化は否めないようです。ただ、一昨年に発売されたiPhone 6と6 Plusが驚異的な売上げを記録したことを考えれば、これらのアップデート版であるiPhone 6Sと6S Plusの売上げが大きく伸びなくても、さほど驚くには値しないかもしれません。
iPadも、iPad Proの発売があったにもかかわらず売上は伸びず、販売台数は1,600万台と前年比で25%の減少でした。Macも前年比4%の減少。地域別の売上高では、中国(14%増)や欧州(4%増)で健闘したものの、米国(4%減)と日本(12%減)では前年割れとなりました。
一方、明るい材料もあり、Apple TV、Apple Watch、Beats、iPod、それにサードパーティ製を含むアクセサリーなどいわゆる「その他」カテゴリの売上げは、前年比で62%増加しました。Apple Pay、AppleCare、インターネットサービスなどの「サービス」系も、26%の増加でした。
記録的売上げを達成したとされるApple Watchについては、アップルは販売台数を公表していません。また、アップルは、第2四半期(1~3月期)決算について、iPhoneの販売台数が初めて減少する見通しだと明らかにしています。
via - techradar