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アップル、過去最高となる四半期決算を発表、iPhoneの販売好調が貢献

アップルは27日(現地時間)、2015年度第4四半期(7~9月期)の決算を発表しました。

アップル4~6月期決算、製品・サービス別にみる重要ポイントのまとめ

これによると売上高は前年同期比22%増の515億ドル(約6兆2000億円)(前年:421億ドル/約5兆1000億円)、純利益が31%増の111億ドル(約1兆3000億円)(前年:85億ドル/約1兆円)となり、ともに過去最高の記録を樹立しました。

これは同社主力製品「iPhone」の販売が世界的に好調だったことによるもの。同期間のiPhoneの販売台数は前年同期比22%増の4800万台(売上高36%増)となり、一方Macの販売台数も570万台と前年同期比3%増の伸びをみせ、ともに四半期として新たな記録を打ち立てました。

またiPhoneにおいては海外での売上高が62%を占め、中国での売上高は前年同期比でほぼ2倍となりました。そのような中iPadの販売不振は依然として続いており、販売台数は前年同期比2割減の980万台でした。

また粗利益率は、前年同期比1.9%増の39.9%。1株当たりの利益は、前年同期比54セント(約65円)増の1ドル96セント(約236円)となっています。

同社のティム・クックCEO(最高経営責任者)は、2015年度の売上高について、14年度比28%増の2340億ドル(約28兆1000億円)だったと説明し、「2015年度はアップルにとって最も成功した年だ」と述べました。また「成功を維持している背景には、革新的で素晴らしい製品を懸命に作っていることが挙げられる。チームが一丸となって働いた証とも言えるだろう」と続けました。

一方、ルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)は、今期、新たな記録を達成したことによって、EPS(1株当たりの利益)成長率は38%、営業キャッシュフローは135億ドル(約1兆6000億円)という結果になったと述べました。

また同期間中に自社株の買い戻しと配当金で170億ドル(約2兆円)を投資家(株主)に対して還元したとし、これによって資本還元プログラムの2000億ドル(約24兆1000億円)のうち約1430億ドル(約17兆2000億円)が無事終了したと報告しました。

アップルは、2016年度第1四半期(10~12月期)の予測として、売上高を755億~775億ドル(約9兆1000億~9兆3000億円)(粗利益率は39~40%)と見込んでいます。また事業費は63億~64億ドル(約7600億~7700億円)、その他収益は4億ドル(約480億円)、税率は26.2%の見通しとしています。

via - Apple Insider

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