iCloud.comにファイル、連絡先、カレンダーおよびリマインダーのデータを復元できる機能が追加されました。最近追加されたとみられる同機能ですが、アップルによる発表は今のところないようです。
同機能は、iCloud.comの「設定」からアクセスできます。復元可能な期間は、項目によって異なります。例えば「ファイルの復元」の場合、削除したファイルは一定期間サーバーに保管されますが、30日を超えると復元できなくなります。復元したファイルは、iCloud Driveに表示されます。
「連絡先」の復元は、個別の連絡先ではなくアーカイブ形式で行われます。複数のデバイスを使用している場合には、同じiCloudアカウントにサインインしているすべてのデバイスに復元が反映されます。「連絡先」を復元すると、現在の「連絡先」データが保存されますので、復元後、元に戻すことも可能です。
「カレンダー」と「リマインダー」の復元では、共有している情報がある場合、その情報も削除されてしまいますので注意が必要です。よって操作を実行するときには、注意事項が表示されます。またスケジュール済みのイベントは、いったんキャンセルされてから再度作成されることになるため、招待されている人はキャンセルの通知と新たな参加依頼を同時に受け取ることになり、混乱してしまうかもしれません。
今週「発見」されたこれらの機能ですが、アップルによる正式な発表がないことから、いつ追加されたのか正確な日付は不明とされています。
アップルはこれまで、iCloudをさらに便利に使えるよう、徐々に機能を追加してきました。主なものに、昨年追加されたiCloudフォトライブラリが挙げられます。一方、2013年に登場したブラウザ上で利用できるPages、NumbersおよびKeynoteは、依然としてベータ版のままです。
via - Apple Insider