アップルにとってアジア市場が次なる大きなターゲットであることは間違いありません。そのためかアップルは、OS X El Capitanで中国語と日本語の対応を強化しています。
OS X El Capitanのページを下の方へ進むと、新しいシステムフォントと入力機能を紹介したセクションが現れます。興味深いことに、英語版ページですらそこで扱われている言語は中国語と日本語のみです。
Apple Watchから導入されiOS 9のデフォルトフォントとなったSan Franciscoフォントのように、アップルはPingFangという中国語のシステムフォントを新たに開発しました。アップルによればこのフォントは「モダンな外観を持ち画面での読み易さを重視し、繁体字と簡体字の両方で設計されている」とのことです。
キーボードやトラックパッドなど入力機能においても中国語話者への対応が強化されています。OS X El Capitanは高度な予測エンジンを搭載し、一般的に使用されている語彙やフレーズを保存してより良い変換候補を表示できるようになっています。またMacのトラックパッドのサイズを反映して、トラックパッドウィンドウの手書き認識機能もアップグレードしています。
日本語に関しては、El Capitanは「ひらがなを入力するのとほぼ同時に」適切な漢字またはカタカナに変換するようになるとのこと。これまでは、単語やフレーズを入力するたびに変換候補を表示するためスペースバーを押す必要がありました。
また新しい日本語フォントとして、クレー、筑紫A丸ゴシック、筑紫B丸ゴシック、游明朝体+36ポかな、が追加され、ヒラギノ角ゴシックは太さを選べるようになり、より自分好みの文字が選択できるようになっています。
via - Apple Insider