アップルは14日(現地時間)、恒例の世界開発者会議(WWDC)を6月8~12日にかけて、サンフランシスコのモスコーンウェストで開催すると発表しました。
WWDC 2015では、1000人を超えるアップルのエンジニアに焦点を当て、100以上ものテクニカル・セッションやハンズオンラボを実施するほか、アップルデザインアワードも行われる予定です。さらに次期iOSおよびOS Xも紹介される予定で、iOS 9およびOS X 10.11が登場するのではないかと予測されています。
アップルでワールドワイド・マーケティングを担当するフィリップ・シラー上級副社長は、「アップルのエコシステムに火を付けたのはApp Storeです。アップルのエコシステムはまさに驚異的。この先もずっと人々の生活に変化をもたらし、かつ世界中で何百万もの仕事を生み出すことでしょう」と述べ、「われわれはiOSとOS Xにおいて、新たに優れた技術を生み出しました。WWDCでは、参加される開発者の方々、そして世界中の皆さんに、これについてお話しするつもりです。皆さんが開発される、次世代のアプリが待ち遠しいです」と続けました。
参加希望の開発者は、4月14~17日午前10時(現地時間)の期間にチケットに応募し、抽選によってチケットを入手することができます。
参加チケットは1599ドル(日本円で約19万1300円)で、アップルは、抽選の結果参加が可能となった開発者には、4月20日午後5時(現地時間)までに知らせるとしています。またWWDCには、学生やSTEM組織に参加している世界中のメンバーに対して奨学金制度もあります。13~17歳の開発者が申し込みを行う場合には、会員資格のある保護者の許可の下で行わなければなりません。
チケットの申し込みには、WWDC 2015の発表があった14日午前5時30分(現地時間)の時点で、iOSディベロッパー・プログラム、iOSディベロッパー・エンタープライズ・プログラム、またはMacディベロッパー・プログラムのいずれかの会員であった必要があります。
アップルはまた、参加できない開発者のために、いくつかのセッションをライブストリーミングで配信する予定としています。セッションでは、Mac、iPhone、iPad、Apple Watchなどについて、デザイン、アプリのフレームワーク、健康とフィットネス、グラフィックとゲーム、電子媒体、OS技術、開発ツールと開発言語、市場や製品など、さまざまな話題が取り上げられると考えられています。
また各ラボでは、テクノロジーやユーザーインターフェースのデザイン、App Storeなどに焦点が当てられるようです。
■ via - MacRumors