現行の第3世代Apple TVが発売されたのは2012年3月のこと。実に3年もの間ハードウェアのアップデートが行われていない状況ですが、今年6月に開催予定のWWDCで、ついに進化したApple TVが登場することになりそうです。
米ニュースメディアのBuzzFeed Newsは20日(現地時間)、関係者から得た情報として、次期Apple TVは「大幅な見直し」が行われるほか、Siriを搭載し、App Storeへの接続も可能になるようだと報じています。またディベロッパーがアプリを開発できるよう準備も進められているようです。
さらに最新のA8チップを内蔵し、内部ストレージの容量も「大幅アップ」され、現行(第3世代)モデルの8GBをはるかに上回る容量になると伝えられています。また記事によると、今後Siriが搭載されることでユーザーは、Apple TVを通じてさまざまなHomeKit対応の家電や機器を操作できるということです。
次期Apple TVはアップルの戦略目標の一つであり、これによってアップルはテレビの新しい使い方を提案しようとしています。ティム・クックCEOとiTunesの責任者、エディ・キュー氏は昨年開催されたショーや会議でそれぞれ、現行のテレビは「70年代で止まっている」「つまらない」などと語っていました。
アップルは次期Apple TVで、テレビや音楽、アプリ、ホームオートメーションなどを使い、リビングルームをデジタル化しようとしているのでしょう。しかしそこには話題のSTB(セットトップボックス)を販売するアマゾンやグーグル、ロクといった競合も多数存在しています。
WWDCではさらに、先日ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた通り、ストリーミングTVサービスへの参入も発表されるものと予測されています。提携するネットワークにはABC、CBS、Fox、ESPN、FXなど米主要テレビ局が挙げられています。同サービスはiPhoneやiPad、Apple TVなどからも視聴でき、約25チャンネルが月額30~40ドル(約3600~4800円)で提供されるようです。
via - MacRumors