アップル役員らの2014年の報酬が22日(現地時間)、米国証券取引委員会への提出書類によって公表されました。
書類によると、ティム・クックCEOの報酬は合計で約922万ドル(約10億9000万円)。この数字は基本給の175万ドル(約2億円)に、インセンティブ報酬の670万ドル(約7億9000万円)やその他報奨金が加算されたものです。クック氏にはさらに、未消化の有給休暇の清算金約5万7000ドル(約670万円)と、社会保障費約70万ドル(約8200万円)の支払いがありました。
一方で同氏の2013年の報酬は、基本給140万ドル(約1億6000万円)とインセンティブ報酬を合わせて約430万ドル(約5億円)でした。またこれとは別に、その年の企業業績に応じて配当を受けるストック・オプションとして6960万ドル(約82億円)がありました。
クック氏は2011年に、創業者の1人である故スティーブ・ジョブズ氏に代わってCEOに就任しており、その年の報酬は株式報奨金など合わせて3億7800万ドル(約447億円)でした。
さて、2013年10月に同社に移籍した小売部門の総責任者、アンジェラ・アーレンツ氏の報酬は、合計で約7335万ドル(約87億円)となっています。このうち7000万ドル(約83億円)は株式報奨金によるもので、基本給は約41万2000ドル(約4900万円)、ボーナスは50万ドル(約5900万円)です。さらにアップルは、約45万8000ドル(約5400万円)の転宅費と、転居費用への課税分約32万4000ドル(約3800万円)を支払っています。
ソフトウェア・サービス部門のトップ、エディー・キュー氏の報酬は、合計約2445万ドル(約29億円)でしたが、そのほとんどは2000万ドル(約24億円)の株式報奨金によるものでした。また業務部門の総責任者ジェフ・ウィリアムズ氏も、株式報奨金が大部分を占める合計約2440万ドル(約29億円)を受け取っています。
最後にルカ・マエストリCFOの報酬を見てみましょう。同氏は昨年5月、ピーター・オッペンハイマー氏の後任として正式に就任しました。マエストリ氏の報酬は合計約1400万ドル(約17億円)で、その大部分はやはり1134万ドル(約13億円)の株式報奨金が占めています。一方でオッペンハイマー氏の報酬は、合計約452万ドル(約5億3000万円)でした。
via -Apple Insider