アップル製品のデザインは常に、クオリティが高く、細部にまで配慮が行き届いています。にも関わらず、よほど熱狂的なユーザーでない限り、こうした細やかな部分に気付いていないのが現状です。あるいは、ごく少数の人だけが便利な機能として利用しています。実際のところ、ありきたりなものもなかにはありますが、役に立つ機能も数多くあります。
こうした、気付いていない人も多い優れた機能を、米Business Insiderがまとめています。早速、見てみましょう。
比較的新しいモデルのノート型Macで口述筆記(音声入力機能)を行うと、本体内部のファンの回転が自動的に弱まって、ノイズを軽減し、認識精度を高めてくれます。
アップルは2002年に、「Breathing Status LED Indicator(スリープモード起動時のLEDインジケーターランプ)」という特許を出願しました。書類には、コンピュータがスリープモードに入ったときに点滅する、LEDインジケーターランプの視覚効果について記載されており、点滅の速度を呼吸のリズムに近付けることによって、心理的な心地良さを与えるとしています。
オプティカル・アダプターを使うビデオ業界やオーディオ業界のプロのために、アップルは、高性能なトスリンクを製品に内蔵しています。例えば、MacBook Proにオプティカル・アダプターを接続すると、トスリンクへの切り替えが行われ、より鮮明な音や画像が得られます。
iPhoneのコントロールセンターで、明るさや音量のスライダーを右または左へ強くフリックすると、端にぶつかったツマミが跳ね返ります。
iSightカメラが内蔵される以前のiMacでは、縦枠の上部にマグネットが埋め込まれており、これでiSightカメラを固定していました。一方、横枠に埋め込まれたマグネットでは、Apple Remote(リモコン)を固定させることができます。
iPhoneで「おやすみモード」をオンにすると、ステータスバーに小さな三日月のマークが表示されます。それ自体は特筆するほどのことではありませんが、「おやすみモード」をオン/オフにするときステータスバーを見ていると、月の満ち欠けが見られます。
iPhone(iOS 6またはそれ以前のバージョンを搭載したiPhoneのみ)のミュージックアプリで、音楽を再生しているときに音量スライダーのツマミを見ると、あたかも金属製のツマミが光を反射しているかのように輝いて見えます。この輝きは、本体の傾きによって微妙に変化します。
ノート型Macは、ディスプレイの開閉にラッチレス構造を採用しているため、本体を押さえずに指1本で開けることができます。新しいデバイスでは、なかなかうまくいかないこともありますが。
iOS 7では、ロック画面でも、画面下のカメラ・アイコンを上にスワイプすることで、カメラアプリを起動させることができました。面白いことに、ロック画面でカメラ・アイコンを上から下にフリックすると、画面がバウンドした後カメラアプリが起動します(iOS 7またはそれ以前のバージョンのみ)。