アップルの2014年は、注目を集めたBeats Electronicsの買収をはじめ、iPhone 6や6 Plusの発売、Apple WatchやApple Payの発表などが行われ、素晴らしい年となったようです。9月末締めの第4四半期決算もiPhoneの販売台数が過去最高を記録するなど、3期連続の増収増益を果たしました。アップルにとって2014会計年度とはどんな年だったのでしょう? 米サイトMashableが伝えています。
アップルは2014会計年度で合計1億6920万台のiPhoneを販売。第4四半期(7~9月)の販売台数は前年同期比16%増の3,930万台でした。iPhone 6 と6 Plusは発売から数週間しかたっていないため、販売台数は今後数か月でさらに増加する可能性があります。
iPadの売上げは大幅に減少していますが、それでも2014会計年度中の出荷台数は約6,800万台に上りました。新たに発売されたiPad Air 2とiPad Mini 3が、今後売上げを押し上げる可能性があります。米Forbesによれば、今やiPadには56種類ものオプションが存在するとのこと。
iPadの売上げ落ち込みはアップルの大きな弱点の1つとなっていますが、CEOのティム・クック氏は、この落ち込みを「スピードバンプ(自動車の速度を落とすための路面の隆起)」にたとえ、iPadに対する懸念を払しょくしようとしているようです。
iPadに比べてMacはアップルに明るをもたらしています。Macのおかげで、アップルは現在、コンピュータの売上げにおいて世界トップ5の販売会社となっています。世界のコンピュータ市場で売上が下落傾向にあることを考えると、アップルの状況は特に注目に値します。
アップルの売上高は少数の国々の名目GDPを上回るほど巨額な規模となっています。例えば同社の1年の売上高は、ニュージーランドのGDPを上回っています。
アップルは巨額の売上をもたらすだけでなく大幅な黒字を計上できる最も優れたビジネスを展開しています。2014会計年度の純利益は395億ドル(約4兆2000億円)にも達します。
クック氏は20日の業績発表の中で、App Storeからのアプリの累計ダウンロード数が850億回以上に達したと発表しました。