今秋に迫りつつあるiOS 7の発表で、iPhone 4から乗り換える好機が到来する見通しです。新iOS 7のアップデートの中には、iPhone 4で機能しない特徴もいくつかあり、新モデルを検討するには良い機会となりそうです。米国のGottaBeMOBILEが伝えています。
新しいiOS 7のβ3版が8日、アップルの開発者らに提供され、iPhoneおよびiPadにちょっとした変化を起こしました。最良の新特徴としては、ユーザーのWi-fiネットワーク上のインターネット接続が途切れた場合、Wi-fiと電話回線の接続を切り替える機能などがあります。
新iOS 7は期待大ですが、iPhone 4及びそれより旧版となるモデルでは、機能しない特徴もいくつかあり、AirDrop、カメラアプリの新フィルター、パノラマショットなどがそうです。またiPhone 4であっても新iOS 7の恩恵に与ることができる特徴もあり、例えばコントロールセンター、iTunes Radioなどがそうです。
なのでiPhone 4であっても、新特徴のことをあまり気にしない方にとっては、新iOS 7デバイスとしてまだまだ現役と言えます。また初めてスマートフォンを使おうとして新たに2年契約にサインアップする人にとって、iPhone 4はなんと、無料で入手できるデバイスとなります(米国の場合)。
ではiOS 7の新特徴で、iPhone 4で機能しないものを見てみましょう。
ダイナミック・ウォールペーパー(壁紙)
ユーザーがフォンを動かすと、壁紙が背景に移行する
ぼかしレイヤー
コントロールパネルが背景をカバーする際、現れる
視差効果
ダイナミック・ウォールペーパーがこのカテゴリーに入ります。3Dふう複数タブのようなもの、ホームスクリーン上に浮かぶアイコンもこれに入ります。しかしiPhone 4以前のモデルには現れない
レタープレス・テキスト
これにより開発者らは、アプリ内のテキストの見えをより良く変えることができる
天気状況を示すアニメーション
これもiPhone 4以前の天気アプリに現れない
iPhone 4は、ひとつの大きな節目となりそうです。そのディスプレイハードウェアの弱さゆえに、上記の特徴を処理できないからです。iOS 7のディスプレイ・インターフェースにおける、3D表示、ぼかし背景、ダイナミックな動きのホームスクリーン及びロックスクリーンの背景などは、よりパワフルなスペックが必要となります。
新iOS 7、新iPhone 5S(アップルが次期iPhoneをどう呼ぶのか分かりませんが)の頃になれば、iPhone 4以前のモデルのユーザーにとって、格好の乗り換え機会となる予感です。その主な理由は、以下の4つ。
1. iOS 7は、iPhone 4以前モデルでは、動作が遅くなる可能性が高い
2. iPhone 4以前モデルは、上述の新特徴をサポートしない
3. 多くのiPhone 4ユーザーは、その2年契約が終了し、iPhone 5Sを通常価格よりも安く購入できる
4. 旧版iPhoneのバッテリーでは、iOS 7は効率的に作動しない
今秋まで待つことができるユーザーは、待つべきです。新iPhone 5Sは、9月か10月のリリースと見られています。待てないユーザーは現行iPhone 5を購入し、iOS 7の新特徴を満喫すればよいでしょう。