アップルのCEOティム・クック氏は、5月29日(米国現地時間)のインタビューで、Siriがここ数ヶ月の間に大きな進化を遂げる事を仄めかしました。Siriに関するクック氏の発言を米国AppleInsiderがまとめています。
クック氏は29日のD10カンファレンスに於いて、iPhone 4Sの目玉とも言えるSiriの機能について「まだまだ発展する」と述べ、また現在Siri関連の「クールなアイデア」の準備が進行している旨を述べました。
クック氏はSiriの導入により、ユーザーがヴォイスコントロールの使用を望んでいる事を確信したそうです。また、ここ数ヶ月の内に発表されるというSiriの発展バージョンに関しても、ユーザーに気に入られると確信している様です。
クック氏によれば、Siriの本当のすごさは音声認識機能そのものよりも、自然な話し言葉を理解する点にあり、Siriの人工知能こそ、「人類がずっと夢見てきたもの」であると言います。
また、Siriについて、使われる程に改良されていく「信じ難い程のポテンシャル」を秘めたものであると述べました。アップルは現在、進化版Siriの開発に心血を注いでいるのだそうですが、Siriがユーザーの心を真に勝ち得るのは、SiriによってiPhone 4Sが人格を持つに至った時であろう、とも付け加えました。