iPhoneをまだ手放してはいけません。
アップルによるiPhone部品の注文キャンセルは需要の低迷によるものではなく、テクノロジーの革新が関係しているようです。New York Postが伝えています。
アップルは、今年後半に次世代の新しい製品ラインナップを発表すると見られていますが、あるリサーチャーによれば「新製品に採用されるスクリーンは、新規のサプライヤから供給されるものになる」とのことです。
米国のリサーチ会社グローバル・エクイティーズ・リサーチのリサーチャー、トリップ・チョードリー氏によると「これは正しい情報です。部品のキャンセルは事実ですがその本当の理由はなんでしょうか? 実は、アップルの内部でテクノロジーシフトが始まっているのです」とのこと。
アップルが注文をキャンセルしたという報道により、今週初めの2日間でアップルの株価は7%近く急落しました。チョードリー氏はアップルへの辛口な批評を頻繁に行っていますが、この反応は大げさだと見ています。
また氏は、アップルは今後6か月から9か月の間に発売されるであろうiPhoneにおいて、革新的に飛躍し、さらにテレビにも進出する、と見ているようです。
アップルは現在、シャープが開発したIGZOとして知られる技術に重点的に力を入れています。
「アップルが開発しているガラスは、これまで以上に軽くてエネルギー効率が高く、様々な形状やサイズへの切断が容易で、しかもコストが従来と変わりません。IGZOガラスは携帯電話の開発に柔軟に対応できるため、次世代の携帯情報端末を代表する技術となるでしょう」チョードリー氏はこのように述べています。
CEOティム・クックが会社を引き継いで以来、アップルからは業界を変えるような驚くべき製品がまだ発表されていないのは、知られたことです。しかしチョードリー氏によれば、さらなる革新のための土台は整っているようです。チョードリー氏は「アップルの株は650ドルの価値がある」と述べています。