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比較:iPhone12 / 12 miniとiPhone 11の違い

iPhone 12は何がどう変わったのか、気になるスペックや性能など、iPhone 11と比較しながらご紹介していきましょう。

iPhone 12の各機種の違いはこちらから

iPhone 12とiPhone 12 miniの違い

左:iPhone 12、右:iPhone 12 mini

iPhone 11とiPhone 12の違いを見ていく前に、iPhone 12と12 miniの違いはなんでしょうか。当然ですが名前の通り本体サイズが違います。本体サイズが違えば、ディスプレイの大きさ(解像度)とバッテリー容量が異なります。よって、価格も異なります。iPhone 12と12 miniの違いは、少なくとも製品の仕様書を見る限りそれだけです。性能の違いはほぼ無いと思います。

Appleストアの販売価格

iPhone 13の発表に伴い、旧機種が値下げされました。また、iPhone 11 256GBは、Appleストアから姿を消しました。以下、価格はすべて税込み。

 

11

12 mini

12

64GB

61,800円

69,800円

86,800円

128GB

67,800円

75,800円

92,800円

256GB

-

87,800円

104,800円

携帯会社の価格

●iPhone 11価格
ドコモ、ソフトバンク、auの各オンラインショップでは、iPhone 11の取り扱いを行っておらず、各社サブブランドで販売を継続しています。

 

ahamo

Y!mobile

UQ mobile

64GB

49,390円

48,240円

44,235円~

128GB

54,890円

-

-

256GB

66,990円

-

-

●iPhone 12割引前価格

 

ドコモ

ソフトバンク

ワイモバイル

楽天モバイル

au

64GB

95,876円

95,040円

95,040円

79,800円

94,485円

128GB

104,346円

100,080円

100,080円

84,800円

100,015円

256GB

117,502円

112,320円

112,320円

94,800円

112,200円

●iPhone 12 mini割引前価格

 

ドコモ

ソフトバンク

ワイモバイル

楽天モバイル

au

64GB

82,412円

71,280円

71,280円

69,800

71,650円

128GB

90,882円

76,320円

76,320円

74,800円

77,170円

256GB

110,088円

100,080円

100,080円

84,800円

100,015円

割引キャンペーン

●iPhone 12 / 12 miniの割引

 

ドコモ

Softbank

Y!mobile

楽天

au

機種変更

-11,000円

-

-10,800円

-

-5,500円

MNP

-22,000円

-21,600円

-21,600円

-22,000円

-22,000円

新規

-20,000円

-

-21,600円

15,000
ポイント還元

-11,000円

購入プロ
グラム

いつでもカエド
キプログラム

トクする
サポート+

-

アップグレー
ドプログラム

スマホトクす
るプログラム

*楽天モバイルへのMNPは、アップグレードプログラムに加入する場合、22,000円割引ではなく20,000ポイント還元。新規の場合は15,000ポイント還元。いずれの場合も、初めて楽天モバイルを契約する場合は5,000ポイント追加。詳しくは公式サイトのキャンペーン詳細ページで。

*ドコモ新規の割引はiPhone 12 /12 miniのみ。

●事務手数料について
携帯会社でiPhoneを購入する際、事務手数料が発生する場合があります。手数料は3,300円とバカにならない金額なので、どこで予約をすれば手数料がかからないのか事前に確認しておきましょう。

・各社の事務手数料

 

ドコモ

ソフトバンク

ワイモバ

楽天

au

オンライン予約
自宅受取

無料

無料

無料

無料

3,300円

オンライン予約
店舗受取

無料

3,300円

-

-

3,300円

店舗予約
店舗受取

2,200円また
は3,300円

3,300円

3,300円

無料

3,300円

予約方法

iPhoneの予約は、アップルと携帯各社がそれぞれ運営するオンラインショップから行うのが現実的です。というのも、オンラインショップで予約を行うのにかかる時間は、1~2分だからです。この手続きのために、わざわざ店舗に足を運ぶのは、やはり現実的ではありません。

ドコモ:iPhone 13の予約方法 全手順

ソフトバンク:iPhone 13の予約方法 全手順

au:iPhone 13の予約方法 全手順

楽天モバイル:iPhone 15の予約方法 全手順

もし、iPhoneの初期設定や料金プランについて、店員さんと相談したい方は、iPhoneをネットで予約する際、商品の受取先を自宅ではなく、近隣の店舗に指定することも可能です。

●予約時に必要なもの
iPhoneの予約時に必要になるものは、特にありません。しいて言うなら、連絡先の住所と電話番号、メールアドレスくらいです。※ドコモの場合はdアカウントが必要。

iPhone15の予約方法と注意点 - ソフトバンク、ドコモ、au、楽天各社オンラインショップ

機種変更で予約申し込みをする場合は特に、契約情報が予約画面に反映されるため、機種の選択以外に入力項目はほとんどありません。

他社からのりかえ(MNP)で予約を申し込む場合、予約段階でMNP予約番号が必要になることはありません。MNP予約番号は、携帯会社が在庫を確保した後に行う購入手続き時に必要となります

iPhone 11とiPhone 12の主な相違点

 

iPhone 11

iPhone 12 / 12 mini

本体素材

ガラスの前面と背面

セラミックシールドの前面

耐水

水深2mで最大30分間

水深6mで最大30分間

耐落下

-

耐落下性能が4倍向上

ディス
プレイ

Liquid Retina HDディスプレイ
(液晶)

Super Retina XDRディスプレイ
(有機EL)

チップ

A13 Bionicチップ
第3世代のNeural Engine

A14 Bionicチップ
次世代のNeural Engine

広角カメラ

ƒ/1.8絞り値

ƒ/1.6絞り値

前面カメラ

-

ナイトモード
Deep Fusion

ビデオ撮影

-

Dolby Vision対応HDR(最大30fps)
ナイトモードのタイムラプス

通信

4G

5G

カラー

パープル
イエロー
グリーン
ブラック
ホワイト
レッド

ブルー
グリーン
レッド
ホワイト
ブラック

サイズと重量

 

iPhone 11

iPhone 12

iPhone 12 mini

画面サイズ

6.1

6.1インチ

5.4インチ

高さ

150.9 mm

146.7 mm

131.5 mm

75.7 mm

71.5 mm

64.2 mm

厚さ

8.3 mm

厚さ:7.4 mm

7.4 mm

重量

194 g

162 g

133 g

iPhone 11とiPhone 12は、ともに画面サイズが6.1インチながら、iPhone 12の方がサイズも重さも小さくなっています。特に重さは特筆すべきもので、iPhone 11と比べて16%も軽量化しました。

5G(第5世代移動通信システム)

iPhone 12

iPhone 12最大のウリはなんと言っても5G通信に対応したことでしょう。高速・大容量をかなえる5Gでは、アップロードでもダウンロードでも圧倒的な高速通信を体感することができます。またストリーミング再生や対戦型のオンラインゲーム、チャットなどのリアルタイムなコミュニケーション、FaceTimeのようなビデオ通話などでも、高画質で遅延のない、快適な通信環境を実現します。

残念なニュースは、iPhone 12が対応する5Gの2つの周波数帯(Sub-6とミリ波)のうち、超高速のミリ波に接続できるのは米国のみで、日本を含むその他の国ではSub-6のみに対応すること。各国が5G導入を進めるなか、より高速なミリ波を利用できないのは残念ですが、Sub-6の方が対象となるサービスエリアが広いという利点もあります。

iPhone 11の通信方式は従来の4G / LTEで、5G接続には対応していません。ただ5Gには利点が多い一方、現時点では対応エリアが極端に狭いため、大都市の中心部以外で5G接続できないという、根源的な欠点を抱えています。なので、iPhone 11が5Gに対応していないからと言って、そこまでの減点にならないと思います。

各携帯キャリアはサイト上で5G対応エリアを公開しているので、気になる方は確認してみてください。

ドコモ:サービスエリアマップ

ソフトバンク:サービスエリアマップ

au:エリア

楽天モバイル:5Gサービスエリア

※ドコモの5GのSIMカードと4GのSIMカードを使用して、実際に速度を計測してみました。

速度比較:ドコモ5G vs ドコモ4G

デザイン

iPhone 12

丸みを帯びたiPhone 11のフォルムとは変わって、スクエア型でフラットになったiPhone 12。筐体はどちらも、航空宇宙産業向けのアルミニウム素材を使い、背面は磨りガラスを用いた美しい仕上がりになっています。違いは前面。iPhone 12は前面にセラミックシールド技術を採用しており、iPhone 11と比べて4倍の強度を実現しました。不意の落下によるひび割れなどを防ぐことができます。

ディスプレイ

iPhone 12

 

iPhone 11

iPhone 12 / 12 mini

解像度

Liquid Retina HD

Super Retina XDR

解像度

1,792 x 828ピクセル
326ppi

2,340x1,080ピクセル
476ppi

最大輝度
(標準)

625ニト

625ニト

最大輝度
(HDR)

-

1,200ニト

今回大きく変わった点の一つにディスプレイが挙げられます。従来のLCD Liquid Retina HDから、iPhone 12ではOLED Super Retina XDRへと生まれ変わり、これまで以上に鮮明な表示が可能になりました。iPhone 11と比較して最大輝度はほぼ2倍。黒色は引き締まった美しい黒となり、OLEDならではのコントラスト比の高さが表れています。またiPhone 12はベゼルの幅が若干狭くなりました。

カメラ

iPhone 12

iPhone 11とiPhone 12を比べると、カメラの性能自体に大きな差は無いものの、進化はしています。両モデルとも、背面に1200万画素の超広角・広角デュアルカメラシステムを備え、絞り値も超広角カメラではf/2.4と同じ。違いがあるのは広角カメラで、絞り値がf/1.8からf/1.6へと小さくなり(光の量が増え)、暗いシーンでも明るくきれいな写真が撮れるようになりました。また前面のTrueDepthカメラにも変わりはなく、1200万画素で絞り値はf/2.2となっています。

一部の機能、例えばナイトモードやDeep Fusion、光学式手ぶれ補正などは両モデル共通の広角カメラの機能ですが、iPhone 12では新たに使える機能が増え、超広角カメラとTrueDepthカメラでもナイトモードとDeep Fusionでの撮影が可能になりました。 さらにiPhone 12では、Dolby Vision対応のHDRビデオ撮影(最大30fps)や、ナイトモードでのタイムラプス撮影もできるようになっています。

特にカメラにこだわる人は、より多機能で高性能なiPhone 12 Pro / 12 Pro Maxを検討してみるのもよいでしょう。iPhone 12 Pro / 12 Pro Maxには、超広角・広角に加え望遠カメラの機能があるほか、奥行きの計測に優れたLiDARスキャナも搭載されています。iPhoneでは初となるLiDARスキャナでは、暗い場所でのオートフォーカスが従来の6倍速になるなど、既存のカメラでは難しかった高度な技術を実現しています。

バッテリー

 

11

12

12 mini

ビデオ再生

最大17時間

最大17時間

最大15時間

ビデオ再生
ストリーミング

最大10時間

最大11時間

最大10時間

オーディオ
再生

最大65時間

最大65時間

最大50時間

iPhone 11のバッテリー容量は3,100mAh。アップルはiPhone 12の容量を公表していませんが、上記の再生時間を見れば、iPhone 11と大きく変わらないことが推測できます。iPhone 12 miniについては、本体サイズがiPhone 11とiPhone 12に比べると、一回りも二回りも小さいため、バッテリー容量も小さくなります。

いずれの機種も20W以上の電源アダプタ(別売り)を使えば、約30分で最大50%という、高速充電が可能になります。

ワイヤレス充電

MagSafe対応ケースとカード入れ

アップルはiPhone 12とともにMagSafeを発表しました。iPhone 12の背面に内蔵されている磁石により、対応充電器を近づけていくと、引き寄せられるように本体にピタッと張り付きます。MagSafeによる充電は最大15Wの出力が可能。iPhone 11は最大7WのQiワイヤレス充電に対応。もちろん、iPhone 12もQiワイヤレス充電にも対応しています。

パフォーマンス

iPhone 12のチップは、世界で初めて5nmプロセスを採用したA14 Bionic。詰め込まれた先進的なパーツのサイズは原子レベルです。Appleが「スマートフォンでは世界最速」と謳うように、同チップ搭載のiPhone 12はA13 Bionic 搭載のiPhone 11と比較して、シングルコア性能で約18.4%、マルチコア全体で約17.6%も高速化しているようです。

またA14にはA13同様、Neural Engine(機械学習専用コア)を搭載しています。8コアから16コアに増え、パフォーマンスも約80%と大幅に向上しているようです。 とはいえ、A13の処理能力が決して低いというわけではありません。例えばA12と比べても約20%も速く、またA14との比較でも、数値のうえではA14の方が上ですが、それは能力の高いもの同士を比較しているに過ぎず、A13の処理が遅いというわけではありません。日常生活で使う分には、iPhone 12と同じような感覚で使えると思います。

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