UQモバイルとmineoどっちがいい?速度・料金・サービスを比較
ともにau回線を使用する格安SIMのUQモバイルとmineo auプラン。どちらにすればよいのか迷っている方は多いと思いますが、結論から言ってしまえば、UQモバイルにしたほが良いです。KDDIを親会社に持つUQモバイルの速度は、格安SIMの中で圧倒的に速いからです。とはいえ、mineo auプランも格安SIMの中では速い方なので、au回線の第二候補として不足はありません。
当記事では、UQモバイルとmineo auプランをあらゆる側面から比較しているので、参考にしてみてください。
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UQモバイル |
mineo |
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格安SIMで最速。キャリア並み |
格安SIMの中では速い方。 |
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選択肢が少ない。 |
500MG~30GBまで7段階。 |
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5分(おしゃべりプラン) |
10分(850円/月) |
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ぴったりプラン |
オプションとして提供 |
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12ヵ月または25ヵ月 |
無し |
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iPhone 5s以降 |
iPhone 5c以降 |
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可(モデルによる) |
不可 |
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iPhone SE(32GB、128GB) |
iPhone 6s(16GB) |
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有り |
有り |
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300Kbpsまたは200Kbps |
200Kbps |
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有り |
無し |
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・13,000円キャッシュバック ・家族割(2回線目以降、 |
・複数回線/家族割引(1回線に付き ・祝 トリプルキャリア!3つそろっ |
通信速度
UQモバイルの速度は圧倒的。本家auと比べても遜色なし。mineoも速い。
UQモバイルの通信速度は、抜群に速いです。格安SIMが苦手とする平日の昼休みの時間帯でも速度が落ちることはありません。本家auの速度と比べても、両者の違いを体感できることはまず無いと思います。格安SIM選びにおいて、通信速度は考慮すべき項目の筆頭に来ると思いますが、UQモバイルに関しては心配無用です。
一方、mineo auプランの速度は、UQモバイルと比較した場合劣るものの、格安SIMの中ではかなり速いほうです。当サイトが定期的に実施している速度テストでは、毎回良い数値を出し続けています。さすがに、平日の12時~13時の時間帯は速度が落ちますが、それ以外の時間帯で、少なくともネットサーフィンをするうえで、速度が問題になることはほとんどないと思います。
料金プラン
mineoのほうが選択肢が多い。
圧倒的な速度を誇るUQモバイルですが、数少ないデメリットの一つが、料金プランの選択肢が少ないことです。主力プランのおしゃべりプランとぴったりプランは、音声通話+データ通信+5分かけ放題(または無料通話)がセットになったプランで、選べるデータ容量は3GB、9GB、21GBの3つです。
この他にもUQモバイルは、月に3GB使える「データ高速プラン」と速度が500Kbpsながらデータ容量を無制限に使える「データ無制限プラン」を提供しています。ただし、データ高速プランとデータ無制限プランに、5分かけ放題や無料通話を付けることはできません。
データ無制限プランは、YouTubeなどの動画を毎日長時間見るなどの用途には向きますが、特に重いサイトのネット閲覧をするには速度が不足しているため、一般的な用途には向きません。従って、一般的な用途で選べるデータ容量は、おしゃべりプランとぴったりプランの3GB、9GB、21GBとデータ高速プランの3GBの4つしかありません。何でこんなんに少ないの?と疑問を抱くでしょうが、UQモバイルはKDDIのグループ企業のため、利益率の高いauとの競合を避けるためだと思われます。
一方、mineoの料金プランは、500MBから30GBまで7つのデータ容量から選択でき、かけ放題(10分)は月額850円のオプションとして提供されています。
■通話SIM+かけ放題の月額料金
データ容量 |
UQモバイル |
mineo |
---|---|---|
500MB |
- |
2,160円 |
1GB |
- |
2,260円 |
3GB |
1,980円 |
2,360円 |
6GB |
- |
3,040円 |
9GB |
2,980円 |
- |
10GB |
- |
3,980円 |
20GB |
- |
5,440円 |
21GB |
4,980円 |
- |
30GB |
- |
7,360円 |
■通常の月額料金
MVNO |
容量 |
データSIM |
通話SIM |
---|---|---|---|
UQモバイル |
3GB |
900円 |
1,680円 |
無制限 |
1,980円 |
2,680円 |
|
mineo |
500MB |
700円 |
1,310円 |
1GB |
800円 |
1,410円 |
|
3GB |
900円 |
1,510円 |
|
6GB |
1,580円 |
2,190円 |
|
10GB |
2,520円 |
3,130円 |
20GB |
3,980円 |
4,590円 |
30GB |
5,900円 |
6,510円 |
かけ放題
5分かけ放題のUQモバイルと10分かけ放題のmineo
UQモバイルのもう一つのデメリットは、かけ放題の時間が短いことです。格安SIMでは以前、5分かけ放題が一般的でしたが、今ではmineoを含む多くの格安SIMが10分かけ放題へと移行しています。5分かけ放題では短いという方は、月に最大180分の無料通話ができるぴったりプランを選択するとよいでしょう。
⇒ おしゃべりプランとぴったりプランの違い。どっちにすべきか。
■mineoのかけ放題は専用アプリが必要
ほとんどの格安SIMがそうであるように、mineoで10分無料のかけ放題通話を行うには、専用アプリ(mineoでんわ)から発信をしなければなりません。スマホに標準で搭載されている電話アプリから発信をすると、通常の通話料金(20円/30秒)が発生します。
UQモバイルは親会社が携帯電話会社のKDDIということもあり、かけ放題であってもスマホに標準搭載の電話アプリから発信できます。
無料通話
5分かけ放題では短いという方はぴったりプランを検討してみよう。
UQモバイルとmineoは、かけ放題の他に、無料通話ができるサービスも提供しています。UQモバイルのぴったりプランでは、プランSだと60分/月、プランMだと120分/月、プランLだと180分/月の無料通話時間が付与されます。
一方、mineoの方は、音声通話SIMの料金とは別にオプション料金が発生しますが、月額840円で最大30分の通話ができる「通話定額30」と、月額1,680円で最大60分の通話ができる「通話定額60」を提供しています。この通話定額サービスは10分かけ放題のように、mineoでんわアプリを必要としないメリットがある一方で(通常の電話アプリから発信)、mineoでんわアプリから発信をするほうが安くつく(10円/30秒)という、びみょーな料金設定になっています。
音声通話SIMの最低利用期間
mineoはいつ解約しても違約金なし。但し、MNP転出料が高い。
UQモバイルもmineoもデータ専用SIMの解約に違約金は発生しません。いつでも違約金なしで解約できます。音声通話SIMについては、mineoの場合、最低利用期間は設けられていないものの、利用開始月の翌月から12カ月以内にMNP転出する場合は、MNP転出料として11,500円がかかります。13ヵ月目以降のMNP転出料は2,000円です。
UQモバイルの場合、契約プランにより最低利用期間が異なり、以下のようになります。
■「データ高速+音声通話プラン」「データ無制限+音声通話プラン」
最低利用期間は利用開始日から12ヵ月間。この期間内に解約をすると、9,500円の違約金が発生します。
■おしゃべりプランとぴったりプラン
おしゃべりプランとぴったりプランの場合、最低利用期間という概念はなく、キャリアと同様に2年間の契約期間が設定されています。いわゆる「2年縛り」と呼ばれるものです。利用開始月から26ヵ月目が更新月に当たり、この期間に解約をすると、違約金は発生しません。更新月に解約をしない場合は、更に24ヵ月間の契約期間が新たに始まります。更新月以外の解約には9,500円の違約金が発生します。
なお、UQモバイルのMNP転出料は3,000円です。
iPhoneの対応モデル
より多くのモデルに対応するmineoとAPN設定が一部モデルで不要なUQモバイル
UQモバイルとmineoで使えるiPhoneのモデルを比較した場合、mineoのほうがより幅広い端末に対応しています。まずは、以下の表を見て、お持ちのiPhoneが対応しているか確認してください。なお、下記表の「SIMフリー」は、Apple Storeなどで購入したSIMフリーiPhoneとSIMロック解除したキャリア版iPhoneの両方を含みます。
端末名 |
UQモバイル |
mineo |
---|---|---|
iPhone XR |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone XS Max |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone XS |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone X |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone 8 Plus |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone 8 |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone 7 Plus |
SIMフリー |
SIMフリー/au |
iPhone 7 |
SIMフリー |
SIMフリー/au |
iPhone SE |
SIMフリー/UQ |
SIMフリー/au |
iPhone 6s |
SIMフリー/UQ |
SIMフリー/au |
iPhone 6s Plus |
SIMフリー/UQ |
SIMフリー/au |
iPhone 6 |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone 6 Plus |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone 5s |
SIMフリー/au |
SIMフリー/au |
iPhone 5c |
- |
SIMフリー/au |
UQモバイルとmineoを比較すると、使用可能なSIMフリーiPhoneのモデルはほぼ変わりませんが、auのSIMロックがかかったiPhoneについては、mineoのほうが幅広いモデルに対応しています。
一方、mineoには無いUQモバイルのメリットも存在します。通常、格安SIMをiPhoneに挿入して使用する際、APN構成プロファイルと呼ばれるインターネットに接続するための情報をiPhoneにインストールする必要がありますが、UQモバイルでは、iPhone 5s、6 / 6 Plus、6s / 6s Plus、SE、そしてiOS 12のiPhone 7 / 7 Plusで不要です。キャリア版のSIMカードと同様に、SIMカードをiPhoneに挿入するだけで、すぐにデータ通信や電話を利用することができます。iPhoneまたはSIMカードを複数持っていて、頻繁にSIMカードを差し替える方にとって、これは大きなメリットとなります。
iPhoneのテザリング
UQモバイルは一部モデルでテザリング可、mineoは全モデルで不可
au回線の格安SIMとドコモ回線、ソフトバンク回線の格安SIMを比較した際、au回線の最大のデメリットは、iPhoneのテザリングにまつわることかもしれません。
au回線の格安SIMでiPhoneのテザリングが使えるのは、ともにKDDIを親会社に持つUQモバイルとBIGLOBEモバイルのみです。mineo auプランでは、iPhoneのテザリングは使えません。
格安SIMとiPhoneのテザリングについては、下記の記事で詳しく解説しているので、そちらを参照してください。
⇒ 格安SIMでiPhoneのテザリングが使える(使えない)のはどのモデル?
セット購入できるiPhone
価格と内容でUQモバイルの圧勝
KDDI傘下のUQモバイルは、その恩恵をたくさん享受していますが、その一つが、UQモバイルが取り扱うiPhoneに如実に表れています。
UQモバイルが販売するiPhoneは正規ルートで調達したiPhone SEとiPhone 6sの2モデル。UQモバイルのSIMロックがかかっていますが、SIMロック解除の条件はauの条件とほぼ同じです。
販売価格は、Apple Storeで購入するより大幅に安いので、iPhone SEとiPhone 6sで良ければ、UQモバイルで購入するのがベストです。下手に中古ショップ等で購入するよりも安いです。
一方、mineoもiPhone 6sを販売していますが、こちらは海外版のメーカー認定の整備済製品となります。整備済製品と言っても、Appleも同等の製品を売り出しているので気にする必要はありませんが、しかし、iPhone 6sの16GBが49,800円という価格を考えると、メリットは全くありません。普通に、Apple Storeで販売されている50,800円のiPhone 6s 32GBを購入するほうがよいでしょう。
ちなみに、格安SIMで正規ルートで調達したiPhoneを割引価格で販売しているのは、UQモバイルとワイモバイルのみです。iPhoneをアップルから調達するには、膨大な販売ノルマを達成せねばならず、KDDI、ソフトバンク、ドコモ以外の業者は手が出せない、というのが実情のようです。
⇒ SIMカードとセットでiPhoneを販売する格安SIM比較
節約モード
動画や音楽ストリーミングの再生に大きな効果をもたらす節約モード。
節約モードの有無は、格安SIM選びにおいて、大きな要素の一つとなります。特に、YouTubeなどの動画や音楽ストリーミングサービスをかけっぱなしにしておきたい方にとって、手持ちのデータ容量を消費しない節約モードは必須機能と言っても過言ではありません。この点において、UQモバイルもmineも同機能を備えているので、安心です。
低速時の速度
300Kbps vs 200Kbps
UQモバイルでは、契約プランによって、節約モード時とデータ容量を使い切った後の速度が異なります。おしゃべりプランとぴったりプランは300Kbps、「データ高速」と「データ無制限」は200Kbpsとなっています。mineoの低速時の速度は200Kbpsです。
⇒ UQモバイル節約モード時の速度比較、300Kbps vs 200Kbps
ちなみに、キャリアの低速時の速度は128Kbpsですが、200Kbpsとの差はとてつもなく大きく、数値以上のものがあります。 200Kbpsという速度は遅いことには間違いありませんが、動画や音楽ストリーミングの再生、LINEでんわやSkype通話など、意外と色々なことができたりします。
Wi-Fiスポット
UQモバイルの契約者は、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供するWi-Fiスポット「Wi2 300 for UQ mobile」を無料で利用することができます。また、2018年6月1日から多機能でより多くのエリアで利用できる「ギガぞう」を月額500円で利用できるようになりました。
キャンペーン・割引
UQモバイルのキャッシュバック額は格安SIM最強レベル
■UQモバイル13,000円キャッシュバック
UQモバイルは、加入プランに応じて最大13,000円のキャッシュバックを実施しています。このキャッシュバックのすごいところは、現金(銀行振り込み)で支払われるのに加えて、SIMカード単体の契約やiPhoneの購入にも適用されることです。UQモバイルが販売するiPhone SE 32GBの価格は現在9,700円なので、iPhoneを入手できて、さらにお金までもらえるというすごいことになっています。
ただ、申し込みページによりキャッシュバック額が異なるというちょっとした落とし穴があるので、そこは気を付けてください。
⇒ 実は3種類あるUQモバイルのキャッシュバック・キャンペーンを解説
■2回線目以降、毎月500円割引「UQ家族割」
UQモバイルでは、家族で契約する場合や1人で複数回線の契約をする場合、家族割を適用できます。家族割の対象プランはおしゃべりプランとぴったりプランのみで、他プランの契約は家族割の対象外です。
■mineo 祝 トリプルキャリア!3つそろって333キャンペーン
mineoは、au回線のAプランとドコモ回線のDプランに加えて、9月4日からソフトバンク回線を使用したSプランの提供を開始します。これにちなんで、新規契約でデュアルタイプ(音声通話SIM)に申し込むと、6ヵ月間以下の金額が割引になります。申込期限は11月6日まで。
Aプラン:977円割引×6カ月
Dプラン:1,067円割引×6カ月
Sプラン:1,417円割引×6カ月
各プランで500MBコースに申し込んだ場合、6ヵ月間、月額料金が333円になるように料金設定されています。