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家族・複数回線向け:データ容量をシェアできる格安SIM比較

最終更新日:著者情報

家族で格安SIMを使う場合や1人で複数の格安SIMを使う場合、データ容量をシェアできるタイプの格安SIMを検討してみましょう。別々に契約した場合と比べ、毎月の支払いも安く抑えられます。

一口に「容量シェア」と言っても、各社それぞれにその内容は異なります。ここでは、容量シェアに対応する格安SIMを3タイプに分けて、各社のサービス内容を解説していきます。

1つのプランの容量を複数のSIMでシェア

容量シェアで最も一般的なのがこのタイプ。家族の代表者が容量シェアに対応するプランに申し込み追加料金を支払うことで、複数のSIMカードで1つのプランの容量をシェアすることが可能になります。

MVNO

追加SIMの月額料金/枚

最大SIM枚数

データ

SMS付

通話

DMMモバイル

1GB~7GBプランは以下の料金
+300円

3枚

0円

150円

700円

BIGLOBEモバイル

200円

320円

900円

3GBプラン以上:5枚

OCNモバイルONE

400円

520円

1,100円

5枚

IIJmio

400円

540円

1,100円

3GB/6GBプラン:2枚
10GBプラン:10枚

エキサイトモバイル

2・3枚目の料金は容量により
異なる。以下4・5枚目の料金。

最適料金プラン:5枚
定額プラン:5枚

390円

530円

1,090円

ワイモバイル

プランS:980円
プランM:490円
プランL:0円
※1枚でも3枚でも同額。

4枚

DMM mobile

追加SIMの月額料金/枚

最大SIM枚数

容量

データ

SMS付

通話

7GB以下

300円

450円

910円~1,080円
(容量による)

3枚

8GB以上

0円

150円

700円

DMMモバイルでは、1GB~20GBプランにおいて、最大3枚のSIMでデータ容量をシェアすることができます。追加分のSIMカードの発行手数料は3,000円/枚。新規契約時に複数のSIMカードを追加すれば、追加分のSIMカードの発行手数料は発生しません。

さらに、追加分のSIMカードがデータ専用SIMの場合は毎月の利用料も無料(8GB以上)。1枚のSIMカードで利用する際の料金と変わりません。安さがウリのDMMモバイルならではの仕組みです。

1契約で申し込めるのは1プランのみ
DMMモバイルでは、シェアコースに申し込めば複数枚のSIMを利用できますが、複数のSIMカードでそれぞれ別々のプランに申し込むことはできません。例えば家族で使う場合、容量はシェアしたくないが支払いのみをまとめたい、といったことができません。

DMM mobile:サービスの詳細と特徴

公式サイト

BIGLOBEモバイル

追加SIMの月額料金/枚

最大SIM枚数

データ

SMS付

通話

200円

320円

900円

3GBプラン以上:5枚

BIGLOBEモバイルでは3GB以上のプランが「シェアSIM」となり、3GB / 6GB / 12GB / 20GB / 30GBプランで容量をシェアすることができます。シェアSIMを追加するには、SIMカード追加手数料3,000円のほか、SIMカード準備料として394円が1枚ごとにかかります。

MNP転入する際の注意点
新規契約と同時に複数人でMNP転入する場合、名義はすべて同一である必要がありますが、1回線申し込んだ後に、家族がMNP転入してシェアSIMに申し込む場合は、名義を統一させる必要はありません。

シェアせずに、支払いのみまとめることも可能
「家族会員」に申し込めば、それぞれのSIMカードを単独で使い分けることができます。家族会員は4名(4ユーザID)まで追加でき、利用料金はまとめて代表者(BIGLOBE会員)が支払います。

BIGLOBEモバイル:シェアSIMの解説と申し込み方法の手順

BIGLOBEモバイル:サービスの詳細と特徴

公式サイト

OCNモバイルONE

追加SIMの月額料金/枚

最大SIM枚数

データ

SMS付

通話

400円

520円

1,100円

5枚

OCNモバイルONEでは、1日単位で容量を割り当てられる日次コースも含めて、全プランが容量シェアに対応します。SIMカードの追加手数料は音声対応SIMカードが3,000円、データ専用SIMカードが1,800円。新規契約時に容量シェアも同時に申し込めば追加手数料は無料になります。

支払いのみをまとめることも可能
公式サイト上では案内されていませんが、別々に契約している家族の支払いをまとめることは可能です。手続きはOCNビリングカスタマセンタにて。

OCNモバイルONE:サービスの詳細と特徴

公式サイト

IIJmio

追加SIMの月額料金/枚

最大SIM枚数

データ

SMS付

通話

400円

540円

1,100円

3GB/6GBプラン:2枚
10GBプラン:10枚

IIJmioの料金プランは3GB/6GB/10GBの3つ。全プランでデータ容量のシェアが可能です。SIMカードの追加手数料は2,000円。新規契約時なら無料になります。

IIJmioでは10GBプランが「ファミリーシェアプラン」となるため、家族全員でIIJmioを利用する際などに、特におトクになる仕組みになっています。

例えば、3GB/6GBプランでは追加できるSIMカードは1枚のみですが(全部で2枚)、10GBプランでは9枚のSIMカードを追加できます(全部で10枚)。さらに10GBプランでは、データ専用SIMなら2枚目、3枚目のSIMカードに月額利用料が発生しません(SMS付SIMと音声通話SIMは付帯料がそれぞれ140円と700円)。

追加SIM申し込み時の注意点
新規契約で10GBプラン(ファミリーシェアプラン)に申し込む際、同時に申し込めるSIMカードは最大3枚です。4枚目以降は利用開始後、会員専用ページから改めて申し込む必要があります。一方、3GB/6GBプランの新規契約時またはプラン変更時に、複数のSIMカードを申し込むことはできません。2枚目の申し込みは10GBプランと同様に、利用開始後(またはプラン変更後)、会員専用ページから改めて申し込んでください。

MNP転入時の注意点
ファミリーシェアプランで音声通話機能付きSIMカードは5枚まで発行可能です。従って、MNPできるSIMカードも5枚までとなります。

IIJmio:サービスの詳細と特徴

公式サイト

エキサイトモバイル

追加SIMの月額料金/枚

最大SIM枚数

データ

SMS付

通話

2・3枚目の料金は容量により
異なる。以下4・5枚目の料金。

最適料金プラン:5枚
定額プラン:5枚

390円

530円

1,090円

エキサイトモバイルは、使ったデータ容量に応じて月額料金が決まる「最適料金プラン」と、あらかじめデータ容量が決められていて、毎月同額の請求が来る「定額プラン」の2種類あります。両プランとも容量シェアに対応しますが、追加分SIMカードの料金の仕組みが他社と異なります。

エキサイトモバイルでは、使用するSIMカードの枚数により「1枚コース」と「3枚コース」に料金が分かれます。2枚のSIMカードしか必要としない場合は、3枚コースを選択することになります。新規契約時であれば、3枚コースでも1枚分の手数料しかかかりません。一方、契約後に3枚コースに変更してSIMカードを追加する場合は、1枚ごとに3,000円の追加手数料が発生します。

3枚コースの月額料金は容量により異なります。例えば、最適料金プランの10GBは1枚コースより60円高いだけですが、3GBは670円も高くなります(データSIMの場合)。4枚目・5枚目のSIMカードを利用する場合は、データSIMなら月額390円/枚、音声通話SIMなら月額1,090円/枚が3枚コースの料金に追加されます。

エキサイトモバイルはどちらかというとマイナーな格安SIMですが、従量制プランで容量をシェアできるのは他にないので、貴重な存在です。

エキサイトモバイル:サービスの詳細と特徴

公式サイト

ワイモバイル

親回線プラン

子回線

最大SIM枚数

スマホプランS
データプランS

980円

4枚

スマホプランM

490円

スマホプランL
データプランL

0円

ワイモバイルの「シェアプラン」は、スマホプランS/M/LまたはデータプランS/Lのデータ容量を最大4枚のSIMカード(親回線1枚+子回線3枚)でシェアできるプランです。子回線は3枚まで追加することができ、月額料金は1枚でも3枚でも同額ですが、子回線に電話機能を付けることはできません。SIMカードの追加手数料は3,000円。新規契約時なら無料です。

すべてのSIMカードに電話機能をつけたい場合は、「家族割引サービス」に申し込むとよいでしょう。データ容量をシェアすることはできませんが、2回線目以降の月額料金が最大9回線まで500円割引となります。

ワイモバイル:サービスの詳細と特徴

公式サイト

別々のプランの容量を合算してシェア

このタイプに該当する格安SIMはNiftyが運営するNifmoのみです。

MVNO

サービス名

月額料金

最大SIM枚数

Nifmo

シェアプラン

各プランの合計額

7枚

Nifmo

Nifmoでは最大7枚のSIMカードで容量をシェアできますが、前述の5社の格安SIMと仕組みが異なり、SIMカードごとにプランを選択し、容量をシェアするかしないかを決めることができます。

Nifmoでは、家族向けに「Nifmoファミリープログラム」というものが提供されています。同プラグラムの特徴は以下の3つ。

1. 支払まとめ(ファミリープラン)
2. ファミリーまとめボーナス
3. シェアプラン

1つずつ解説していきます。

支払まとめ(ファミリープラン)
ファミリープログラムを利用するには、NifmoやNiftyのその他のサービスの支払いを一人の「親ID会員」配下にまとめることができる「ファミリープラン」への申し込みが必要となります。1つの親IDと6つの子IDまで取得可能です(最大7人家族で使える)。

ファミリーまとめボーナス
ファミリープラン内にNifmoの回線が2回線(2枚のSIMカード)以上ある場合、支払いをまとめられるほか、「ファミリーおまとめボーナス」として、Nifmo回線数 x 0.5GBが毎月自動的に増量されます。

シェアプラン
家族間で容量をシェアするには、ファミリープランに申し込んだうえで、料金プランに「シェアプラン」を選択します。シェアプランを選択した回線間で容量がシェアできるようになります。

例えば家族3人で利用する場合、1人目が13GBプラン(シェア)、2人目が7GBプラン(シェア)、3人目が3GBプランに加入すると、1人目と2人目の容量が合算(20GB)されてシェアできるようになります。3人目は単独で3GBを与えられます。月額料金は単純に各プランの合計額になります。

容量をシェアしても月額料金は下がらないものの、シェアするかしないかSIMカードごとに決めることができるため、家族のメンバーが多い場合などは、自由度の高いファミリープログラムは使い勝手が良いかもしれません。

Nifmo:サービスの詳細と特徴

公式サイト

別々のプランの繰り越し分をシェア

このタイプに該当するのはmineoと楽天モバイルです。当月に使い切れなかった容量は翌月に繰り越されますが、mineoと楽天モバイルでは、この繰り越し分の容量を最大5枚のSIMカードでシェアすることができます。シェアする相手は家族に限らず、友人や恋人など、誰とでも可能です。

MVNO

サービス名

月額料金

最大SIM枚数

mineo

パケットシェア

無料

5枚

楽天モバイル

データシェア

100円/枚

5枚

mineo

サービス名

月額料金

最大SIM枚数

パケットシェア

無料

5枚

mineoの「パケットシェア」は無料で利用できます。また、mineoでは複数のSIMカードを契約すると、1回線につき50円の割引を受けられます(最大5回線まで)。住所が同一の家族だけでなく、離れて暮らす家族や姓が異なる家族にも割引が適用されます。

mineo:サービスの詳細と特徴

公式サイト

楽天モバイル

サービス名

月額料金

最大SIM枚数

データシェア

100円/枚

5枚

楽天モバイルの「データシェア」を利用するには、回線ごとに100円の利用料金がかかります。この点がmineoと異なります。家族で楽天モバイルを利用する場合、1人紹介(データSIMは対象外)するごとに楽天スーパーポイントが3,000ポイントもらえるものの、割引制度はありません。

楽天モバイル:サービスの詳細と特徴

公式サイト

サービス比較

格安SIM比較 メニュー



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