格安SIM各社の大容量(20GB~50GB)プラン比較
携帯大手3社が一昨年、20GB以上の大容量プランを相次いで投入したことを受け、格安SIM各社も大容量プランを取り揃えるようになりました。
大容量プランは、通常プランと同じ速度でネットを使い倒したい方、高画質で動画をたくさん見たい方、家族でデータ容量をシェアしたい方などに向くプランです。
ちなみに、DTI SIMなどが提供する「無制限プラン」と大容量プランの違いは通信速度にあります。一時期、データ容量が無制限に使えるということでそれなりに注目を集め、期待していた方も多くいたと思いますが、やはり、無制限プランで高速を維持するのは無理らしく、「無制限プランは使えない」という認識が一般的にも定着してきたように感じます(但し、U-mobileのLTE使い放題は通常プランと同じ速度が出ます)。
大容量プランは無制限プランと比べ料金が高くなりますが、通常プランと同じ速度が出るのは魅力的です。
20GBでできること
内容 |
目安 |
---|---|
ウェブページ |
4万ページ |
メール |
66万通 |
LINE |
スタンプの送受信:200万回 |
Youtube |
低画質:222時間 |
ニコニコ動画 |
一般会員:92時間 |
Apple Music |
高音質オフ:289時間 |
20GB~50GBプラン料金比較
MVNO |
容量 |
データSIM |
通話SIM |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
25GB |
2,380円 |
2,530円 |
2,880円 |
|
20GB |
3,980円 |
3,980円 |
4,590円 |
|
20GB |
3,980円 |
4,100円 |
4,680円 |
|
20GB |
3,980円 |
4,120円 |
4,680円 |
|
20GB |
3,980円 |
4,120円 |
4,680円 |
|
20GB |
3,980円 |
4,130円 |
4,680円 |
|
20GB |
4,050円 |
4,170円 |
4,750円 |
|
20GB |
4,150円 |
4,270円 |
4,850円 |
|
20GB |
4,480円 |
4,620円 |
4,980円 |
|
21GB |
- |
- |
4,980円 |
|
21GB |
- |
- |
4,980円 |
|
20GB |
4,850円 |
5,100円 |
5,550円 |
|
30GB |
4,980円 |
- |
- |
|
30GB |
5,450円 |
5,520円 |
6,150円 |
|
30GB |
5,880円 |
6,020円 |
6,580円 |
|
30GB |
5,900円 |
5,900円 |
6,510円 |
|
30GB |
5,900円 |
6,020円 |
6,600円 |
|
30GB |
5,980円 |
6,120円 |
6,680円 |
|
30GB |
6,050円 |
6,170円 |
6,750円 |
|
30GB |
6,480円 |
6,620円 |
6,980円 |
|
40GB |
7,480円 |
7,620円 |
7,980円 |
|
40GB |
7,980円 |
8,120円 |
8,680円 |
|
50GB |
10,180円 |
10,320円 |
10,880円 |
|
50GB |
10,300円 |
10,440円 |
10,800円 |
U-mobile MAX
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
25GB |
2,380円 |
2,530円 |
2,880円 |
不可 |
格安SIMの大容量プランで群を抜いて安いのがU-mobile MAXです。U-mobileには他にも「U-mobile」「U-mobile S」「U-mobile SUPER」というサービスがあり、それぞれ異なる回線を使用しているため、通信速度もサービスにより異なります。
一番速いのがワイモバイルの回線を使用するU-mobile SUPER(現在、受付を停止しているようです)。当サイトが定期的に実施している速度テストで安定的に好成績を残しているドコモ回線のU-mobile。ソフトバンクのiPhone・iPadがSIMロック解除なしで使えるU-mobile S。U-mobile MAXに関しては契約をしていないのでわかりませんが、恐らくU-mobileより遅いと思われます。
そんなU-mobile MAXですが、もう一つ大きな特徴があります。3分間の国内通話が毎日50回まで無料でできる「U-CALL MAX」というオプションサービスです。月額料金は500円。U-mobile MAXの通話SIM(通話プラス)のみに付随するオプションサービスで、U-mobileの他サービスでは利用できません。
⇒ 公式サイト
mineo
プラン |
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
||||
au |
20GB |
3,980円 |
3,980円 |
4,590円 |
可 |
30GB |
5,900円 |
5,900円 |
6,510円 |
||
ドコモ |
20GB |
3,980円 |
4,100円 |
4,680円 |
可 |
30GB |
5,900円 |
6,020円 |
6,600円 |
mineoの20GBコースは、ぶっちぎりで安いU-mobile MAXを除けば、auプラン・ドコモプランともに最安です。30GBコースも楽天モバイルに次ぐ安さです。
mineoは複数回線割引があるほか、家族とデータ容量をシェアできたり、友人や知人にデータ容量をあげたりもらったりできるので、みんなで使うとおトクな格安SIMです。家族で申し込む場合は、一つのプランを家族とシェアするのではなく、各回線がそれぞれプランを契約し、当月に使い切れなかった繰り越し分のデータ容量を最大5枚のSIMカードでシェアする仕組み(パケットシェア)です。auプラン、ドコモプランをまたいだシェアも可能です。
⇒ 公式サイト
LIBMO
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
20GB |
3,980円 |
4,120円 |
4,680円 |
可 |
30GB |
5,880円 |
6,020円 |
6,580円 |
可 |
LIBMOは、2017年2月にサービスを開始した新しい格安SIMです。全国的な知名度はまだないものの、700社がひしめく格安SIM市場でシェア21位(2018年2月MMD研究所調べ)。ソフトバンク回線が人気のb-mobileが18位、ポータルサイトで有名なエキサイトモバイルが20位という順位を考慮すると、かなり健闘していると言えます。比較的速い通信速度と低額料金、そして、最大11,400円割引となるキャンペーンがユーザーに受けているようです。
データシェアは、1契約につき最大2枚のSIMカードを追加可能(最大で合計3枚)。追加SIMカードの料金は1枚につき120円/月。データ通信のみではなく、音声通話機能(700円/月)、SMSオプション(140円/月)を追加することも可能です。
⇒ LIBMO(リブモ)の速度レビュー、mineoドコモプラン、LINEモバイルとの比較
⇒ 公式サイト
エキサイトモバイル
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
20GB |
3,980円 |
4,120円 |
4,680円 |
可 |
30GB |
5,980円 |
6,120円 |
6,680円 |
可 |
40GB |
7,980円 |
8,120円 |
8,680円 |
可 |
50GB |
10,180円 |
10,320円 |
10,880円 |
可 |
エキサイトモバイルの料金プランは、使ったデータ容量に応じて月額料金が決まる「最適料金プラン」と、あらかじめデータ容量が決められていて、毎月同額の請求が来る「定額プラン」の2種類。20GB以上の大容量は定額プランでのみ提供されています。
申し込み後でも、「定額プラン」から「最適料金プラン」またはその逆へのプラン変更は無料でできます。
⇒ 公式サイト
DMM mobile
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
20GB |
3,980円 |
4,130円 |
4,680円 |
可 |
安さに強いこだわりを見せるDMMモバイルは1月26日より、20GBプランの料金を大幅に値下げしました。これにより、同プランの最安SIMはDMMモバイルになりました。
DMMモバイルの容量別プランは、低速(200kbps)ながら無制限に使える「ライトプラン」から20GBプランまで10段階に分かれているので、契約後にデータ容量が自分の用途に合わない場合でも、簡単にプラン変更をできる利点があります。
プランの変更は24日までに申し込めば(無料)、翌月から適用されます。
⇒ 公式サイト
楽天モバイル
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
20GB |
4,050円 |
4,170円 |
4,750円 |
可 |
30GB |
5,450円 |
5,520円 |
6,150円 |
可 |
楽天モバイルは2014年10月にサービスを開始して以来、既存の楽天市場ユーザーを中心に急速に契約者数を伸ばし、今ではMVNO最多のシェアを占めるサービスに成長しています(2016年9月。MMD研究所調べ)。
楽天モバイルの特徴は、月額料金100円に付き楽天スーパーポイントが1ポイントもらえること、楽天市場での買い物の際にもらえる楽天スーパーポイントが2倍になること(通話SIM契約者のみ)など、ポイント還元制度が充実していることです。また、毎月の利用料金を楽天スーパーポイントで支払うことも可能です。
データシェアに関しては、各回線がそれぞれプランを契約し、当月に使い切れなかった繰り越し分のデータ容量を最大5枚のSIMカードでシェアする仕組みになっています。mineoと同じ仕組みですが、楽天モバイルの場合、各回線ごとにデータシェア利用料として100円/月が加算されます(mineoは無料)。※データシェア利用料はキャンペーンにより2017年7月まで無料。
⇒ 公式サイト
OCNモバイルONE
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
20GB |
4,150円 |
4,270円 |
4,850円 |
可 |
30GB |
6,050円 |
6,170円 |
6,750円 |
可 |
OCNモバイルONEの運営元はインターネットサービスプロバイダ大手のNTTコミュニケーションズ。その抜群の知名度を活かし、格安SIM業界では楽天モバイルとシェア1位の座を競い合っています。
通信速度は速くはありませんが、時期による落差が少ないので、安定的に使いたい方に向く格安SIMです。また、低速時の実測速度が他社より速く、しかも、容量を無制限に使うことができるのも嬉しいポイントです。
⇒ 公式サイト
UQモバイル
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
21GB |
- |
- |
4,980円 |
不可 |
UQモバイルの「プランL」は、月に21GBのデータ通信と通話ができるコミコミプラン。さらに、用途に合わせて通話タイプを「5分かけ放題(おしゃべりプラン)」または「180分/月の無料通話(ぴったりプラン)」から選択することができます。おしゃべり/ぴったりプランは、様々なキャンペーンが適用されるため、利用期間によりデータ容量や料金が異なります。両プランの詳細は別記事で解説しているので、そちらを参照してください。
KDDIを親会社に持つUQモバイルは、ソフトバンクのYモバイルと並び、最も人気のある格安SIMです。これら2社が、格安SIM新規契約の約半分を占めていると言われています。格安SIM選びに迷ったら、UQモバイルかYモバイルにしておけば間違いありません。
⇒ UQモバイル、10,000円現金キャッシュバック SIM単体契約・iPhoneの購入も対象
⇒ 公式サイト
Yモバイル
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
21GB |
- |
- |
4,980円 |
可 |
KDDI傘下のUQモバイルと並び、ソフトバンクが運営するYモバイルは最も人気のある格安SIMです。通信速度は、本家ソフトバンクと比較しても遜色ないレベルです。
⇒ Y!mobile(ワイモバイル)とソフトバンクの速度比較
料金プランに関しては、ライバルのUQモバイルが事あるごとにYモバイルを追従するため、両社のプラン内容は非常に似ていますが、いくつかの点で決定的に異なります。Yモバイルの「スマホプラン」の場合、かけ放題の時間は1回の通話につき10分まで。さらに、「スーパーだれとでも定額(1,000円/月)」に加入すれば、時間制限なしのかけ放題が可能になります。
一方で、Yモバイルは低速モードが無いうえに、余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができないため、データ通信に関してはUQモバイルの方が使い勝手が良いと言えます。
ただし、Yモバイルは、最大4枚のSIMカード(親回線1枚+子回線3枚)でデータ容量をシェアできる「シェアプラン」を提供しています。21GB/月を使える「スマホプラン L」なら、追加料金なしで「シェアプラン」を使うことができます。
⇒ 公式サイト
DTI SIM
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
20GB |
4,850円 |
5,100円 |
5,550円 |
不可 |
DTI SIMは、DMM mobileやロケットモバイルと並び、月額料金が安い格安SIMです。20GBプランでは、大幅値下げを実施したDMMモバイルの料金に大きく差をつけられていますが、10GB / 15GBプランでは最安値を実現しています。
DTI SIMには大容量プランのほかに、データ容量を無制限に使える「ネット使い放題」が提供されていますが、こちらのプランは料金が安いものの(データSIMが2,200円/月)、通信速度は遅いです。
快適な通信速度で大容量を使いたい方は、10GB / 15GB / 20GBプランを選択すると良いでしょう。
⇒ 公式サイト
b-mobile S 開幕SIM
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
30GB |
4,980円 |
- |
- |
- |
b-mobile Sは、ソフトバンクのiPhoneとiPadがSIMロック解除なしで使える初めての格安SIM。データ通信専用の「b-mobile S 開幕SIM」、電話機能も使える「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」など、機能や料金体系の異なる4タイプのサービスを提供しています。
b-mobile Sで利用可能な端末は、ソフトバンク版またはSIMフリー版iPhone 5以降の全モデル。最新のiPhone Xでも利用可能です。
⇒ 公式サイト
イオンモバイル
容量 |
データSIM |
通話SIM |
データシェア |
|
---|---|---|---|---|
SMSなし |
SMSあり |
|||
20GB |
4,480円 |
4,620円 |
4,980円 |
可 |
30GB |
6,480円 |
6,620円 |
6,980円 |
可 |
40GB |
7,480円 |
7,620円 |
7,980円 |
可 |
50GB |
10,300円 |
10,440円 |
10,800円 |
可 |
イオンモバイルは、流通大手のイオンリテールが提供する格安SIMサービスです。全国200以上のイオンで販売・サポートを行っています。もちろん、ウェブからの申し込みも可能です。
イオンモバイルはIIJmioの回線設備を使用しているため、通信品質はIIJmioやIIJmio系のエキサイトモバイル、DMMモバイルなどと変わりません。
料金プランは500MBから50GBまで11段階にデータ容量が設定されています。大容量プランが充実しているほか、2GB・8GB・12GBといった他社ではあまり見られないプランを提供しているのも特徴です。