テザリング機能が進化した「Instant Hotspot」

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iOS 8へのアップデートにより、インターネット共有機能(テザリング)がより便利に使えるようになりました。今までは、親機となるiPhoneのインターネット共有をオンにしたうえで、iPadやMacなど子機となるデバイスでパスワードを入力する必要がありました。

しかし、iOS 8の新機能「Instant Hotspot」では、これらの作業をする必要がなく、互いのデバイスが通信圏内にある場合、子機側のWi-FiメニューにiPhoneが自動で表示されるため、これを選択するだけでインターネットに繋がるようになります。

親機となるiPhoneに触れることなくインターネット共有が可能となるので、外出時にiPadをネットにつなげたいときなど、iPhoneをわざわざ取り出す必要がないので、大変便利です。

また、Instant Hotspotでテザリングを開始した場合、通信が行われていない状態が一定時間続くと、テザリングは自動的にオフになります。

Instant Hotspot

上図は子機となるiOSデバイスのWi-Fi画面。Instant Hotspotでは、親機の電波状況とバッテリ残量が表示される。

対応機種とOS

iOS

iOS 8搭載が必須。
・iPhone 5以降
・iPad第4世代以降
・iPad mini全モデル
・iPod Touch第5世代。

Mac

OS X Yosemite搭載が必須。
・MacBook Air 2012年中期以降
・MacBook Pro 2012年中期以降
・iMac 2012年中期以降
・Mac mini 2012年中期以降
・Mac Pro 2013年後期以降

接続前の準備をする

ここでは、Instant Hotspotを用いて、iPhone 6のインターネット回線をWi-FiモデルのiPad miniとMacBook Proで共有してみます。

まずは、親機(iPhoe 6)と子機(iPad mini、MacBook Pro)の設定を確認します。

同一Apple IDでiCloudにログインする

親機と子機の両方で、同じApple IDでiCloudにログインします。

■iPhone 6、iPad mini
【設定】>【iCloud】から、iCloudにログインします。

iOSデバイス

■MacBook Pro
【システム環境設定】>【iCloud】から、iCloudにログイン

Mac

Bluetoothをオンにする

次に、親機・子機ともにBluetoothをオンにします。

■iPhone 6、iPad mini
【設定】>【Bluetooth】と開き、Bluetoothをオンにします。スイッチの下の《自分のデバイス》に、互いのデバイス名が表示されていることを確認してください。

iOSデバイス

■MacBook Pro
【システム環境設定】>【Bluetooth】と開き、Bluetoothを入にします。

Mac

Instant Hotspotを使用する

ここからは子機側のみを操作します。

■iPad mini
【設定】>【Wi-Fi】とタップして、Wi-Fiのスイッチをオンにします。しばらくすると、《ネットワークの選択》の上に《インターネット共有》という項目が現れ、親機のデバイス名、電波状況、バッテリ残量が表示されるので、これをタップします。

iOSデバイス

インターネットに接続されると、通常のインターネット共有と同様のアイコンがステータスバーに表示されます。

iOSデバイス

■MacBook Pro
Wi-Fiを入にすると、《インターネット共有》の項目に親機のデバイス名が電波状況、バッテリ残量とともに表示されるので、これを選択してインターネット共有を開始します。

Mac

親機側

一方、親機側はどうなっているかというと、自動的にWi-Fiとインターネット共有がオンになっています。

親機側

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