韓国誌が再びiPhone 6の不具合を指摘、報道の背後にサムスンの影?
一部のiPhone 6と6 Plusのフラッシュメモリに明らかな不具合が発生していると報じられた問題で、アップルに近い関係者は、こうした「ハードウエアの欠陥」は極めてまれなケースであり、それを理由にアップルがiPhoneのリコールを行う予定はないと明言しました。
不具合の影響をより受けているのは大きなアプリケーションライブラリを持つ6 Plusのユーザーで、特に128GBモデルが最も影響が大きいとされていました。
iPhone 6のリコールの可能性を報じていた韓国のBusiness Koreaは7日にも、64GBのiPhone 6に同じ問題が発生していることや、不具合はAnobit社(アップルが2011年に買収)が製造したTLC方式のNANDフラッシュメモリに関連して発生していることなどを伝えました。
TLC方式のNANDは小さなスペースに大量のデータを保存することができる一方で、速度は他のNANDフラッシュ技術よりも低下します。一部のモデルに明らかな不具合が生じていることから、アップルが64GBのiPhone 6と128GBの6 PlusのメモリをMLC方式のNANDに変更するのではとの噂が流れました。しかし上記のアップル関係者によれば、Anobitのメモリに不具合は見つかっていないとのことです。
Apple Insiderは、Business Koreaがマイナーなメディアであること、そしてサムスンと近い関係にあることなども指摘しています。
アップルのサポートフォーラムのメンバーや米AppleInsiderの読者の中には、検証のため自身のデバイスをApple Storeに持ち込んだ人もいるようですが、今のところ新品との交換に成功したとの報告はほとんどないようです。
同種の不具合が生じているユーザーはAppleCareに報告すべきですが、そうでない人は噂を気にする必要はないでしょう。おそらく今後のiOS 8アップデートで対応が図られるものとみられます。
via - AppleInsider