これがiPhone 6なのか!? 日本の雑誌に掲載された設計図を基にしたレンダリング画像
日本の雑誌「Mac Fan」5月号に掲載された、次期iPhoneのものとされる4.7インチと5.7インチの2つのiPhoneの設計図面を基に、米国のMac Rumorsがレンダリングを作成しました。一見すると現行iPadやiPad miniのようなデザインに仕上がっています。
新製品発表の数か月前に設計図がリークされることは珍しいことではありません。iPhone 5cの場合は、早い段階にリークされたデザインは最終的な製品に非常に近いものでしたが、リークされた情報が不正確な場合もあります。
Mac Rumorsは、デザイナーのFerry Passchier氏に今回リークされた図面に基づくiPhone 6のレンダリングの作成を依頼しました。
リークされた図面にはiPhone 5sとの違いがいくつかあります。まず、電源ボタンがデバイスの右側から左側に移動しています。5.7インチモデルの背面カメラは現行のiPod touchのように背面のケースからわずかに突き出ており、カメラのフラッシュも5sのものとは異なり以前の円形のデザインに戻っています。
上の画像は、iPhone 6を既存の製品と比較したものです。一番左のiPhone 5sは4インチ、一番右のiPad miniは7.9インチ、両者の間にあるのが今回作成した4.7インチと5.7インチのiPhone 6のレンダリングです。
先週末、2013年4月に作成されたアップルの内部資料が、継続中のサムスンとの特許訴訟の場で公開されました。その中でアップルは、「スマートフォンの成長は、ローエンドの市場やiPhoneより大きなスクリーンを持つデバイスによってもたらされた」とする認識を明らかにしています。
資料に「顧客は我々が持っていないものを求める」と記されていることからも、アップルが今年発表するモデルを大型化しようとしている理由は明らかです。iPhone 6は今秋の発表が見込まれていますが、米国ロイターは最新の報道で、5.7インチのモデルは4.7インチモデルの発表時には間に合わない可能性があると伝えています。
リークされた図面が正確なものであるかどうかは不明ですが、アップルが大型スマートフォン市場に参入する必要性を考えていることは確かなようです。今後iPhone 6の生産が開始されるにつれ、さらなるリークがあるものと予測されます。