アップル、iPhone 6向け"超頑丈"サファイアガラス・ディスプレイの開発に590億円を投入
Cult of Macは、アップルが米GTアドバンスド・テクノロジー社に合計5億7800万ドル(約590億円)を支払って「サファイアガラスを低コストで大量に生産できる次世代の大型ASF炉の開発」を加速させている、と伝えました。
この動きは、デザイン変更やディスプレイの大型化と共に、iPhone 6の目玉の1つになると噂される、サファイアガラス製スクリーンの製造コスト削減を促すためのものであるとみられます。
従来のiPhoneや発売中の他社のスマートフォンにも使用されているコーニング社のゴリラガラスに比べ、サファイアガラスは2.5倍以上の耐久性を持つとされます。現在は、iPhone 5sのカメラセンサーの保護ガラスやTouch IDのセンサーなど、一部の小さな部品にサファイアガラスが使用されています。
GTアドバンスド・テクノロジーのマーケティング部長、ジェフ・ネステルパット氏によると、これは「実質的に傷がつかない」材料で、コンクリートで擦っても傷はつかないとのこと。
また、同社の新事業開発・製品管理担当副社長のリンダ・ラインハルト氏は、サファイアガラスについて「高耐久性携帯電話、カメラ用カバー、POSデバイス、スマートフォン、タッチパネル機器などで使用される、幅広いカバーやタッチパネルに理想的に適している」と語っています。
Cult of Macは、アップルがアリゾナ州メサにサファイアガラスの製造工場を建設予定であると、今月初めに伝えていました。