大画面搭載iPhone6、来年6月発売か
米ジェファリーズのアナリスト、ピーター・ミセク氏によると、より大きな画面を持つiPhone 6は2014年6月に発売される見込みだとのことです。カナダの経済紙Financial Postが伝えています。
iPhoneファンにとってこの時間は無限に感じられるかもしれません。しかしミセク氏によれば、ディスプレイ技術の向上にそれだけの時間を要するとのこと。また、サプライチェーンは現在iPhone 5Sの準備にとりかかっているため、iPhone 6への転換に少なくとも6~9か月を要する模様です。
iPhone 5Sの主な改良点については、新しいカラー展開、より高速化したプロセッサ、高機能化したカメラを挙げています。またミセク氏は、サードパーティ決済とPassbookを基盤とするモバイル決済のプラットフォームが採用される可能性にも言及しています。氏によれば、この処理のために指紋認証機能が組み込まれるとのこと。さらに近距離無線通信の可能性も示唆する一方、バーコード読取り機能がこれまで以上に幅広く使われるだろうと述べています。
アップルの今後2年間の収益について「最も厳しい」最悪のシナリオも提示しています。アップルの2012年度の一株当たりの利益は44.14ドルでしたが、iPhoneの売上げが横ばいとなり、平均販売価格が20%下落し、全体の粗利益率が31%まで下がると仮定した場合、この数字は2014年に27ドルまで落ち込むだろうとミセク氏は述べています。この数字はジェファリーズ、ウォールストリート双方の予測を大幅に下回ります。
「ありそうもないことだが、iPhone 5SがiPhone 5と似たような受け止められ方をし、iPhone 6にコストがかかり、かつ廉価版iPhoneが高すぎる値段になると判明した場合、このような状況になる可能性もある」
ミセク氏は、アップル株の目標価格を420ドルに維持しています。