iOS 8、楽曲認識機能を標準搭載か - Shazamと共同開発で
音楽検索アプリとして大人気のShazamですが、その機能がiOS 8に標準搭載されるかもしれません。米国のApple Insiderが伝えています。
Bloombergは米国時間の16日、アップルの計画に詳しい人物からとして、次世代となるiOS 8において楽曲認識機能が搭載されると報じました。iPhoneやiPadのマイクロフォンから音を拾い、クラウドに送信して処理をし、その楽曲が何であるかをユーザーに教えるものです。
アップルはShazamと共同で開発に取り掛かっていると言われていますが、Shazamはもう何年ものあいだ、App Storeで楽曲認識アプリを販売しています。アップルは単純に、Shazamのデータをファーストパーティーアプリに組み込もうとしているだけかもしれません。ちょうど天気アプリや株価アプリと同じように。
ShazamはSiriのアシスタント機能との連携で、「今かかっている曲は何?」と訊けば、その曲名を教えてくれるようになります。そしてiOSは、アップル自身のiTunes Radioやミュージックアプリにリンクしながら、このデータを様々な方法で活用できるようになります。楽曲認識機能の追加は、iTunes Radioにとって大きな弾みとなり、売上を伸ばすことに貢献することになるでしょう。
Shazamは2013年3月時点で、iPhoneの20%にインストールされていましたが、今や9000万人のユーザーを誇ります。特にアップルiOSユーザーが主な収益源となっており、ユーザーがiTunesを通じて多くの楽曲を購入するきっかけとなっています。
新しいiOS 8は、6月2日から始まるアップル主催の世界開発者会議(WWDC)にて発表されるとみられています。