iOS 7が突然クラッシュする問題、アップルが修正を約束
アップルは22日、ios 7搭載のデバイスが突然クラッシュしたり再起動する不具合の修正に取り掛かっていると発表しました。昨年9月にデビューした同社モバイルOSを使用する多くのユーザーを悩ませている問題です。米国のApple Insiderが伝えております。
昨年9月に登場したios 7はデザインも一新され、フラッグシップ製品としては華々しいデビューを飾り、その変更点・追加点の多くが喝采をもって歓迎されました。しかし、iMessage、iCloudなどいくつかの機能や特徴にバグが潜んでいることが分かり、同OSリリース来、数回のバグ修正のアップデートが相次ぎました。
特に問題となったのは、普通に使用している際に繰り返しクラッシュするという症状、また理由もなくソフトウェアが再起動するという症状があったことです。アップルはこれらについてノーコメントを貫いていましたが、Mashableの報道によると、ついにその修正に取組中であり、次期iOSアップデート時には修正を完了させると発表したとのことです。
「ホーム画面でクラッシュを頻繁に引き起こすバグについては、次期アップデートで修正を施す」と、アップル社の報道官トラディー・ミュラー氏。
ウィンドウズPCでは、かの「ブルースクリーンの死」(BSOD)が有名ですが、iOS 7の場合は「ホワイト/ブラックの死」と呼ばれています。これはOSのスタートアップ画面が、アップルのロゴに応じてホワイトかブラックになるものです。iOS 7で言えば、ロゴが白の場合は画面が黒くなり、ロゴが黒の場合は画面が白くなるのです。
この「ホワイト/ブラックの死」の問題については、アップルのサポートコミュニティーフォーラムのスレッドに、似たようなクレームがたくさんあることから、多くのユーザーが被害を受けている模様。「iOS 7搭載のiPhone 5が突然クラッシュする」とするスレッドには、249のコメントが付いており、閲覧数は89000回を超えています。
このような突然のクラッシュが発生した場合、デバイスは自動で再起動します。しかしこの再起動の理由は分かっていません。あるフォーラムのメンバーは、バッテリー残量が30%を切ると、この問題が生じやすいと述べています。
アップルがこの不具合を修正するパッチをいつ発表するか今のところ不明ですが、次期アップデートとなるiOS 7.1においてである可能性が高いとされています。しかし今月20日、開発者らにはios 7.1の第4番目のベータ版が配布されましたが、再起動バグの修正は含まれていなかった模様です。