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WWDC 2016:アップルが発表したこと まとめ

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アップルは日本時間の本日未明に行われた2016年世界開発者会議(WWDC)の基調講演で、数多くの発表を行いました。概要をお伝えします。

macOS Sierra

OS Xの名称は「macOS」に変更され、最新版には「Sierra」という名前がつけられました。注目すべき点は、音声機能Siriがデスクトップに初めて導入されたこと、すべてのアプリにタブが対応したこと、そしてYouTube動画のピクチャ・イン・ピクチャ表示が可能になったことなどです。

さらにmacOS Sierraでは、Apple Watchを使ったアンロック、クラウド上でのストレージの最適化、Apple Payを使ったオンライン決済なども行えるようになります。

iOS 10

今年秋に公開されるiOS 10は、コントロールセンターのデザインが大幅に刷新。3D Touchも改良されています。

写真アプリは、撮影場所ごとに写真を整理したり、地図上に関連するMemories(思い出)のフォルダを表示したりすることが可能に。電話アプリは、ボイスメールのテキスト化ができるようになります。

マップアプリはデザインが一新され、検索がより容易になり、代替ルートの表示も迅速化。マップアプリは開発者に公開され、今後はUberやOpen Tableといったサードパーティ製アプリにマップを組み込めるようになります。

iMessage

iMessageは、キーボードの予測変換の精度が向上し、絵文字も大幅に追加。吹き出しのエフェクトで感情をダイレクトに伝えたり、メッセージを他人に見られないようにしたり、文字を手書きにすることも可能になりました。メッセージや写真を隠して送り、受取人がスワイプするとそれらがすべて表示されるinvisible ink(あぶりだしインク)という機能も追加されています。

iMessageアプリも開発者に公開されます。メッセージから支払いを行ったり、URLの代わりに、サイト名前と画像が表示されるリッチリンクを埋め込んだりすることが可能に。もちろん、ステッカー(スタンプ)も使えます。

Siri

前述のようにmacOS SierraにSiriが導入され、音声を使ったウェブ検索が行えるようになりました。Siriも開発者向けに公開されます。したがって今後は、WeChat、Uber、Slackといったサードパーティ製のアプリやサービスでもSiriを使えるようになります。

Apple Music

Apple Musicは、シンプルでより使いやすいデザインに刷新されました。大きな変更点は、アプリを開くと最初に表示されるのが自分のライブラリであることです。明確でわかりやすいナビゲーションが行えるよう、さまざまな工夫が施されています。

watchOS 3

watchOS 3は処理が高速化し、新機能を多数搭載。Apple Watchからメッセージに直接返信を行ったり、アクティビティアプリで運動状況を仲間と共有したり、深呼吸のエクササイズなども可能に。文字盤にはミニーマウスの絵柄が追加。起動時間はこれまでより7倍高速化しています。

tvOS 2

tvOS 2は、サインオン機能を一元化。tvOS向けのさまざまなサービスやアプリのすべてに、1回の認証でログインできるようになります。また、iPhone用のリモコンアプリが改良され、Siriを使ったYouTube動画の検索も可能になります。

Home

今回新たに発表されたアプリ「Home」は、iPhoneからコントロールできるコネクテッドデバイス向けのパーソナルハブです。アプリを開かなくても、iPhoneのコントロールパネルから直接操作を行えます。

Mashable

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