身分証明書もデジタル化、米アイオワ州が運転免許証アプリの導入を発表
米国アイオワ州の運輸局は8日、米国の州では初めて、運転免許証や身分証明書(ID)として使用できる州公認のモバイルアプリを2015年から導入すると発表しました。
アプリには、プラスチック製の免許証と全く同じ情報が記載されるだけでなく、米運輸省のデータベースにリンクしたバーコードも追加され、個人情報を常に最新状態に保つことができるとのこと。アプリはオプションとして提供され、州民は従来のプラスチック製免許証も引き続き利用できます。
詳細はまだはっきりわかりませんが、実際に導入されればIDボールト(=金庫)として機能することになり、セキュリティにはPINコードが使用されるようです。ここはぜひ開発者に、Touch IDとの統合を実現して欲しいものです。
スマートフォンをなくしたり盗まれたりしたらどうなるか、といった懸念は存在します。アイオワ州は、どの程度の人々がこうしたアプリを望んでいるのか、また、大事な個人情報を含むデバイスを警官に手渡すことに人々は抵抗を感じないかどうか、などの点についてはまだ十分に把握していないようです。
正式な開始日は未定ですが、アイオワ州によれば、州職員によるベータ版のテストを2015年から開始し、2015年後半か2016年には一般にリリースする予定とのことです。
via - Cult of Mac