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アップル製スマートウォッチ、長期的にはiPhoneを駆逐か?

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アップルが近い将来、腕時計を作るということはないでしょう。しかし長期的に見れば、装着可能な腕時計式のスマートウォッチが、iPhoneの占める位置と置き換わる可能性があると指摘するアナリストがいます。ちょうどiPhoneがiPodと入れ替わったように。米国のApple Insiderが伝えています。

投資銀行・資産管理会社のパイパージェフリーのアナリストであるジーン・ミュンスター氏が2日に送信した投資家向けの書簡は、アップルの未来における装着可能コンピューターの可能性に触れており、同社がインテルと組んで、「スマートウォッチ」の開発をしているという疑わしい噂に応えたものです。スマートウォッチは、音声通話を含むiPhoneの高機能を盛り込んでいるとされています。

ミュンスター氏は、アップルがスマートウォッチを2014年より早い時期にデビューさせるとは見ていません。しかしこの装着可能コンピューターとなるスマートウォッチは、10年にわたる長期のスパンで考えれば、iPhoneやスマートフォンに置き換わる可能性を秘めていると指摘されています。

「技術の進歩とともに、消費者はタブレットの他に、腕時計やメガネのような装着可能コンピューターを保持するようになるかもしれない。これは音声コントロールを通じて、通話、テキストメッセージ、検索、ナビゲーションができるもの」とし、「長期的には、メガネやプロジェクター上のスクリーンが、スマホやタブレットのスクリーンの必要性に取って代わる可能性がある」と、ミュンスター氏は書いています。

これらのデバイスの生産コストについて、iPhoneよりも安くなるとミュンスター氏は指摘。アップルが新たに市場を開拓するという意味では、もっとも相応しい方向性だとしています。

しかし近い将来、アップルが装着可能デバイスの販売を始めることはありません。アップルはiPhoneの販売戦略にレバレッジをかけており、当面はアーリーアダプターたちも待機する必要ありです。

「アップルが他社のために装着可能デバイスを製作することもありうる。例えば、衣服、靴、ベルト、イヤリング、ブレスレットなどだ」と、ミュンスター氏。同氏は、衣服やアクセサリーが、体温、歩数、消費カロリー、血糖値などの情報をiPhoneのようなデバイスに送り込むことになると書いています。

iPhoneと連動する簡易な装着可能コンピューターはすでに販売されており、Apple Insiderは先週、Meta Watchを初めて紹介しました。サードパーティーのアクセサリーで、iPhoneからの受電、テキストによるアラート、カレンダー機能や天気予報を具備しています。

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