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iPhone進化の歴史を振り返る 2004年~現在

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アップルiPhone 5が待望されている中、このiPhoneの進化と歴史について回顧してみたいと思います。英国のKnow Your CELLが7月9日付けで伝えております。

2004年

アップルはこの年、のちのちiPhone / iPadとなるデバイス向けの特許とともに、マルチタッチスクリーンの特許を申請。

2006年3月3日

アップルはiPhoneの特許を申請。その頃のデバイスは巨大と言ってもいいくらいの大型で、トップ部分には小さなアンテナさえ付いていました。

2007年1月

アップルはまた別のiPhoneデザインの特許を申請。これが第1世代のiPhoneモデルとなりました。このiPhoneは1月9日に開催されたMacworld Expo 2007で現実のものとなり、そこでスティーブ・ジョブズが公式発表をしました。このニュースは瞬く間にメディアの注目を集め、人気はその当時から今にいたるまで上昇を続けています。

2007年2月25日

アップルはABCによる第79回アカデミー賞の放送時に、iPhone初のテレビコマーシャルを放映。「Hello」と題されたショートビデオは、ハリウッド史の有名な俳優たちがハローと言う姿のテレビや映画のクリップをつないだもの。この宣伝の最後に、iPhoneのオリジナルイメージが「Hello. Coming in June」という語句とともに現れます。

2007年6月11日

ジョブズはアップル主催の開発者向けコンファレンス(WWDC)で、iPhoneがウェブ閲覧ソフトSafariを通じてサードパーティーのアプリをサポートすると発表。Safariは今でもアップル持ち前のブラウザーです。

2007年6月28日

スティーブ・ジョブズは、全アップルの正社員及び少なくとも1年以上の契約社員に、無料でiPhoneを提供すると発表。素晴らしい特典ですね。

2007年6月29日

アップルはiTunesの7.3バージョンをリリース。iPhone向けの準備です。iTunes 7.3で、iPhoneとの同期が可能となりました。

2007年6月29日

アップルiPhoneの発売を待つために、全米各地で大勢の人々が列を作りました。店舗は通常であれば営業している時間帯に約4時間も店を閉めて、iPhoneのローンチに備えました。アップル初代iPhoneの価格は、8GBモデルで599米ドル、4GBモデルで499米ドルでした。当時の携帯キャリアは、AT&Tのみ。アップルは後に16GBモデルを追加し、4GBモデルの生産を打ち切りました。初代iPhoneは日本では販売されず。

2007年7月1日

伝えられるところによると、アップルはiPhone.comドメインを得るために、マイケル・コバチという名の男性に少なくとも100万米ドルを支払いました。コバチ氏はこのドメインを1995年に登録、まだインターネットの世界も静かな頃でした。同氏はそのドメインをいつかビジネスに利用しようと考えていましたが、これによってあっという間に億万長者となりました。今では、このシンプルなURLをブラウザに書き込むだけで、直ぐにアップルiPhoneのインフォサイトに飛ぶことができるようになっています。

2008年6月9日

アップルはiPhone 3Gを発表。「値段は半分、速度は二倍」が売りの文句でした。3G バージョンは、先行機種と同じカメラとプロセッサーでしたが、内蔵GPSを搭載したiOS 2.0になりました。クラウド的なサービスも、MobileMeで登場。価格は8GBモデルで199米ドル、16GBモデルで299米ドルとかなり安くなりました。さらにアップルは、最新iPhoneを70か国以上で発売すると発表しました。

2009年6月8日

1年後、アップルはiPhone 3GSを「最強のiPhone」として発表。最新最強モデルを所有することに無頓着な人でも、契約付きでわずか99米ドルで前モデルのiPhone 3Gを持つことができるようになりました。しかしアップルのコアなファンらは、アップル最新デバイスに貴重なお金を注ぎ込むことに何の躊躇もありませんでした。iPhone 3GSの価格は16GBで199米ドル、32GBで299米ドル。3GSは3Gよりも高速化、バッテリー駆動時間も伸び、3メガピクセルカメラとiOS 3.0を搭載していました。

2010年3月

アップルは初代iPadの予約オーダーと発売を開始しました。

2010年6月7日

3GSモデルからの1年はあっという間、アップルはさらに最新のiPhoneをリリース。iPhone 4の登場でした。FaceTimeと呼ばれるビデオ付き電話機能、高解像度ディスプレイを装備。また5メガピクセルカメラ、HDビデオ録画、A4プロセッサー、最大40%の通話可能時間の増加を特徴としました。アップルはiPhone 4を「世界で最も薄型のスマートフォン」として喧伝しました。

2011年1月11日

携帯キャリアVerizonは、iPhone 4発売目的で、アップルとの契約に同意。公式には同年2月10日に発売されました。iPhoneユーザーはようやく、携帯キャリアを選ぶ自由が少し増えました。

2011年3月

アップルはiPad 2を発表しました。

2011年10月4日

アップルは現行モデルであるiPhone 4Sを発表。斬新な音声アシスタント機能Siri、iCloudが登場したのはまだ記憶に新しいことです。iPhone 4Sのニュースが出て直ぐに、SprintはiPhone 4の発売を開始すると発表。1年も経過しないうちに、プリペイド式の携帯キャリアであるCricket Wireless (Leap Wireless)及び Virgin Mobile (Sprint)の両社が、プリペイド式のiPhone 4とiPhone 4Sをサポートすると発表しました。日本ではiPhoneのキャリアにAUが加わりました。

2012年3月

アップルは第3世代のiPadを発表。名称はiPad 3とはならず、「新しいiPad」となりました。

現在

さて現在、噂は喧しいかぎり。iPhone 5のゴシップは絶えることがありません。アップルの新製品に関しては、いつもこんな感じです。第6世代となるiPhoneは大型スクリーンになるという話も、数か月は続いています。

もしこれが本当なら、新デバイスはデザインを一新する必要があります。当初は、アップルがそんな大胆な変更を加えるのは考えにくいと思われていましたが、現時点では、ユーザーの方が盛り上がって、大きなディスプレイを強く待ち望んでいるような雰囲気です。

おそらくは、カリフォルニア州クパチーノにあるアップル本社は、私たちを驚かせてくれることでしょう。リーク情報はどこにでもあり、偽物の試作品でだまされることもあるでしょう。また廉価版となるiPadミニ登場の可能性もぐんぐん高まってきています。

とはいえ、いつものことですが、アップルは細部の情報に関する秘密を厳守することに長けています。実際のローンチが訪れるまで、誰も確かなことは分かりません。しかし、もしアップルに一つ信頼できる点があるとすれば、それは一貫性です。サマーシーズンも半ばに入り、現行iPhone 4Sが2011年10月リリースだったことを考慮すれば、iPhone 5が今秋に登場すると見るのはあながち的外れではないでしょう。

かりに私たちの大好きなアップルというハイテクの巨像が、まったくランダムなローンチ日を持ってきて私たちを驚かせるとしても、不満をかこつような人は誰もいないでしょう。

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