iPhone 5購入・予約者のキャリア比率はソフトバンク64%
IT市場専門のリサーチ会社MM総研(東京・港区)は4日、iPhone 5の購入状況を調査した結果を公表しました。調査対象はiPhone 5の予約開始日である9月14日以降にスマホを購入・予約した1500人。それによると、購入・予約したスマホの機種は、約半数がiPhone 5と回答。iPhone5購入・予約者のキャリア比率は、ソフトバンク63.9%に対しau は36.1%。
iPhone 5の購入時期別で見ると、14日の予約開始以来、ソフトバンク版iPhone 5の購入比率が、au版iPhone 5に対して、徐々に差を広げる形となりました。
この理由に関してMM総研は、ソフトバンクによるテザリングなどのオプションプラン追加、「スマホ下取りプログラム」の対象機種拡充と割引額の増加によるものだと分析しています。
ソフトバンクのiPhone 5が選ばれる理由としては、「現在利用している携帯電話会社だから」、「iPhoneのイメージが強いから」、「家族と同じ携帯電話会社だから」、「下取りプログラムによる買いやすさ」、「キャンペーンによる買いやすさ」の順に回答が多かったとのこと。
一方、auのiPhone5を選ぶ理由としては、「電波の繋がりやすさ」、「現在利用している携帯電話会社だから」、「電波の通信速度」、「家族と同じ携帯電話会社だから」、「テザリングの開始時期」の順。
auがテザリング対応を発表したときは、ソフトバンクから大量の転出者が出るのではと見る向きもありましたが、その後ソフトバンクによる「あと出しじゃんけん(孫社長談)」が次から次へと発表され、一気に形勢逆転となったようです。
10月1日には、ソフトバンクによる携帯電話会社第4位のイーアクセス買収も発表されています。