アンチアップル! サムスン、CMでiPhone 5sとiPad Airの欠点をつく
サムスンは、Galaxy Note 3とGalaxy Tab Pro 10.1の最新CMを公開しました。その中でサムスンは、自社製品をライバルのアップル製品と比較し、アップル製品の欠点をことさら強調しています。米国のMacRumorsのレポートです。
Galaxy Note 3のCMでは、5.7インチのこのファブレットサイズのスマートフォンを4インチのiPhone 5sと比較しています。NBAのスター選手、レブロン・ジェームズのプレーが画面に映しだされる中、iPhone 5sにはスタイラスペンがついていないこと、スクリーンのサイズが小さいこと、画像のクオリティが劣ることをあげつらうセリフが流れます。
「ちょっと待って。この超ハイクオリティなゲームは、文字通り超ハイクオリティな画面で楽しむべきじゃないか? 5.7インチのHD? 最高だ! 4.0インチの非HD? それじゃレブロンが画面から逃げていくよ」
「これみえる? Galaxy Note 3には手のひらに収まる小さなスタイラスペンがついてる。こっちにはついていない。本当だよ、確認したんだから」
Galaxy Tab Pro 10.1のCMでは、鉛筆を使ったiPad AirのCMを模倣しています。映像は、iPad AirのCM同様に1本の鉛筆から始まりますが、最後に、iPad Airの後ろからさらに薄いGalaxy Tab Pro 10.1が現れるという仕掛けです。iPad Airの厚さは7.5mmですが、Galaxy Tab Proの厚さはそれより薄い7.3mmです。
「ちょっと待って。鉛筆の後ろに何が隠れてる? iPad Airか、気づかなかった。あれ?iPad Airの後ろには何が? もっと薄いGalaxy Tab Pro 10.1.だ!」
サムスンはこのCMで、Galaxy Tab Proの薄さだけでなく、画質とマルチタスク機能も誇示しています。これは、マイクロソフトの対アップル広告が好んで使う題材です。サムスンのGalaxy Tab Proの解像度は1,600×2,560、一方iPad Airの解像度は1,536×2,048です。
サムスンはこれまでも、自社製品のCMでアップルをからかいの対象としてきました。iPhoneを買うために長時間行列を作る、熱狂的なiPhoneファンを描写したGalaxyシリーズの広告は有名です。
サムスンは、今月下旬にスマートウォッチのGalaxy Gearと、スマートフォンのフラッグシップGalaxy S5をリリースする予定です。一方のアップルも、今年後半に大型のiPhoneと、スマートウォッチを発表することが予測されています。