著名アナリストがiPhone 5Sを予測 - ゴールド色、128GBモデル、指紋認証センサー
KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、15日(現地時間)に発行した投資家向けレポートの中で、9月10日リリース予定のiPhone 5Sに関して、最新の予測を発表しています。米国9to5Macのレポートです。
クオ氏は今回、iPhone 5Sについて以下のように予測しています。
(1)新しいA7プロセッサの搭載(AMRv8ベースのアプリケーションプロセッサ、1GB LPDDR3 RAMチップが特徴)。
(2)指紋認証センサーが付いたサファイアガラス製のホームボタンの採用。
(3)カメラの画素数は800万画素のままだが、より大きなF2.0のレンズ口径とデュアルフラッシュが新たに搭載。
(4)ボディ色にゴールドが追加される。
(5)容量のオプションに128GBが追加される。
指紋認証センサーが付いたサファイアガラス製のホームボタンについては、クオ氏は以前にも予測しています。A7プロセッサは、A6の後継として自然な流れで、恐らく64ビットのプロセッサになる見込みです。1GBのRAMについても以前の予測と一致するようですが、クオ氏によれば、1GBのRAMはこれまで以上に高速化するとのことです。
「A7のプロセッサでは、システム性能を向上させるために、メモリ帯域幅のスペックがA6で採用されたLPDDR2からLPDDR3に改良される。アップルはハードウエアとOSの両方の設計を担当しているため、最適化した状態でメモリ容量を最小限にすることが可能。従って、A7のRAMは1GBのまま変更されないだろう」とクオ氏は述べています。
一方、ボディ色のゴールドのオプションについては、今のところ出所のあやしいうわさでしか耳にしない情報です。128GBの容量オプションは、iPhone上級者にとっては大きな差別化要因になるでしょう。
カメラには、新たにデュアルフラッシュとF2.0のレンズ口径が搭載されるとのことですが、1200万と1300万の画素数のオプションが追加されるという情報もあります。従来のSモデル同様、iPhone 5Sも写真の画質が一段と向上し、特に低光量時の撮影が改善されると見込まれています。
クオ氏は、NFC(近距離無線通信)機能のiPhone 5Sへの搭載は、無いと考えているようです。
総体として、サファイアガラス製の指紋認証センサーを製造する企業が需要に対応できれば、アップルは2013年中にiPhone 5Sを3500万台販売する(既存モデルと廉価版のiPhone 5Cは含まない)とクオ氏は予測しています。
クオ氏の予測には定評があり、以上の予測も耳を傾けるに十分値するといえます。
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