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アップル製品の発売見通し - KGI証券

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KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が、アップルの製品リリースに関する最新のレポートを投資家向けに公開しています。米国のAppleInsiderが詳細を伝えています。

クオ氏によると、iPhone 5Sは、デバイスの組立ての他、多数の部品にも生産上の問題が発生しているため、9月下旬の発売以後は、限られた数しか入手できない見込みです。

「出荷は第4四半期(10~12月)に急伸すると予測されているが、5Sが5と同様の生産上の問題に直面していることを我々は懸念する。すなわち、供給が熟すころには需要がすでに減退し、出荷に打撃を与えるかもしれない」とクオ氏。

噂される廉価版のiPhoneについては、出荷は予測を下回るとしながらも、製造プロセスがiPhone 5Sほど複雑ではないため、5Sより早くリリースされる可能性があるとのこと。価格は450~550USドルの間で、2013年の出荷数は2600万台程度になるとクオ氏は述べています。一方、市場の大方は、出荷数を3000~4000万台と予測しています。

タブレットについては、今年はiPad miniのリリース予定がないため、デザインをリニューアルした9.7インチのiPadが目玉の製品になるとのこと。期待された、A7システムオンチップを持つRetinaディスプレイ搭載の7.9インチiPadは、今年は発表されない模様。スモールフォームファクタでの電力効率の改善に多くの部品が必要となるだけでなくRetinaのパネルに高い電力が必要となるためで、クオ氏は、この製品の発売は2014年の3月か4月ごろと予測しています。

興味深い点として、クオ氏は、従来のA5プロセッサを搭載したより安価なiPad miniが発売される可能性を指摘しています。この製品は、2013年の末まで、早くて12月に発売される可能性があるが、現行のiPad miniと比べて格段に値下げされないようであればデビューは来年になる可能性が高い、とのことです。

最後にMacのラインナップについては、MacBook Pro、iMacともにインテルのHaswellへアップグレードされ、Retina版MacBook Proは9月半ばに、iMacは8月下旬に発表されると予測しています。

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