iPhone5Sが新MacBook Airから拝借すべき5つの特徴
iPhone 5SはiPhone 5よりも一層良くなるために、新しいMacBook Airのもつ幾つかの特徴を拝借すべし...。たとえ外見がほとんど同じであろうとも、大切なのは中身。最新のMacBookは昨年モデルと見た目は同じでも、その内部にあるものは違っています。
いま私たちは、iPhone 5Sの発売を期待する時期にいますが、リーク情報やアナリストらの見解によると、iPhone 5SはiPhone 5とほぼ同じ作りの外見となる見込み。それは一部の人々を失望させるかもしれません。しかしアップル最新のMacBook Airは、同じデザインながら、内部的にはかなり重要なアップグレードがなされています。
ここで、MacBook Airにおいて施された改善で、iPhone 5Sがより良いデバイスとなるためにも、採用されるのが相応しいと思われる5つの特徴を見てみましょう。米国のGottaBeMOBILEが伝えております。
70~80%のバッテリー駆動時間の延長
新13"MacBook Airは、1回の充電でネット閲覧が最大12時間まで可能です。これは2012年バージョンの13"MacBook Airに比較して71%のバッテリー駆動時間の延長となり、11"MacBook Airでは前年2012年バージョンの5時間から80%の延長となり駆動時間は9時間にまで延びています。GottaBeMOBILEのテスト班が調べたところでは、広報されている時間よりも長いという結果でした。スクリーンの光を落とした環境では、13"MacBook Airの駆動時間は13時間を超えました。
iPhone 5のバッテリー寿命は、他の多くのスマホ機種に比して良いものです。しかしそれでもまだ物足りないと感じているユーザーが多いのも確か。iPhone 5は一切使用しなければ、1回のフル充電で1週間もちますが、積極的に使用すれば、バッテリーの減りも急速です。そういうわけでMophieなどの企業がたくさんのiPhone用バッテリーケース、外部バッテリーチャージャーを販売しているというわけです。
アップルは薄さにこだわっています。バッテリー駆動時間を延ばすために、iPhone 5SがiPhone 5以上に分厚くなることは考えにくいことです。しかし最新のMacBook Airの工学的な特徴を見ると、そうでもないと思われてきます。新MacBook Airのバッテリー寿命で奇跡的に思われるのは、既存のデザインを変更することなく改良が施されていることです。裏返しにすることがなければ、MacBook Airの新旧バージョンの区別は付きません。
Wi-Fi 802.11ac
新MacBook Airモデルには802.11ac技術が搭載、より高速なワイアレスのインターネット接続、デバイス間の移送が可能となっています。アップルによると、802.11acは、他のMacBookやモバイルデバイス(iPhone 5含む)に標準的に見られる802.11nより、最大3倍高速とのこと。また新ワイアレス基準を使えば、ルーターや他のコンピューターに、さらに離れた場所からでも接続できるということです。
GottaBeMOBILEが以前に行ったテストでは、アップルの新Time Capsuleルーターと802.11ac、新MacBook Airを繋ぎました。例えば、4台のアップル802.11nルーター(Time Capsule1台、Airport Extreme3台)では、Wi-Fiのカバー範囲は屋内の一部に限られていました。しかし新しいTime Capsuleと802.11ac、1台の旧型Airport Extremeでは、同じ屋内全体を十分にカバーすることができました。新Time Capsule経由の新MacBook Airモデル2台間の移送スピードは驚くべき速さです。
この802.11acというWi-Fi技術を、新iPhone 5Sに搭載してもらいたいものです。そうすればユーザーは、4Gデータプランに頼らずとも、Wi-Fiネットワークに留まることがより長くなることでしょう。他のiOS 7デバイスへのファイル転送もより高速化し、Wi-Fiを通じてiPhoneのバックアップもできるでしょう。
128GBメモリー容量
999米ドルの新しい11"MacBook Airは128GBのSSD搭載、これは昨年の64GBのSSDの二倍です。iPhone 5のメモリー容量は16GB、32GB、64GB。しかし、たくさん写真を撮る、ビデオ撮影をする、ゲームが好き、映画をたくさん取り込むというようなユーザーにとって十分ではない容量です。iPhone 5Sは最低でも32GB、最大128GBまで欲しいものです。
このような容量は、大き過ぎると思うユーザーもいるかもしれません。しかしiPhone 5の容量は限定的です。iPhone 5でビデオ撮影をすれば、1分当たり75MBは費やされてしまいます。ということは、子供の演奏会で数曲を録画すれば、もう1GBを超えてしまうことになります。iTunesのHD映画は一本当たり約2GBです。たしかにNetflixなどのサービスから映画をストリーミングすればいいかもしれません。しかしいつも高速インターネットがあるわけでもなく、データプランの課金を思えば難しいところです。
コストはどのくらいでしょうか?MacBook Airの発表から分かったことは、アップルは値段を上げずにメモリー容量を増やすことができるということです。32GBのiPhone 5Sを2年契約で199米ドル、128GBは399米ドル。アップルは現在、iPhone 5の64GBを後者の値段に設定しています。128GBであれば、余分に払ってもいいと思っているユーザーもきっといることでしょう。
iPhone 5Sはダイエットしなくてもよい?
上に述べられたように、MacBook Airモデルは見た目、新旧の区別が付きません。アップルはあれこれいじくりまわすことなく、より薄くするようなこともしませんでした。スリムな薄さにとり憑かれたガジェット業界は、モバイルユーザーにとって鬼門です。というのも薄板化することで、バッテリー寿命と頑健性が犠牲になることがしばしばだからです。
iPhone 5は7.66mm。十分な薄さです。実際あまりにも薄過ぎて、大きな手の人はあえて厚めのケースを付けて持ちやすくしている人もいます。
もしアップルがMacBook Airを参照して、iPhone 5SをiPhone 5のイメージで作り上げるとすれば、既存のiPhone 5ユーザーには、すでにたくさんの備品があるので都合がいいでしょうね。iPhone 5のケースは、iPhone 5Sにもフィットします。高価なLightningドックもダッシュマウントも、まだ使用できます。言い換えれば、アップグレードする必要なしというわけです。
ボディはベアメタルのみ
アップルは2008年来、MacBook Airを単一のカラーで提供してきました。陽極酸化処理されたアルミニウムは色艶もよく、細かいキズも目立ちません。
iPhone 5の産業デザインは好ましいものですが、ブラックモデルには欠点があります。iPhone 5のホワイトモデルと比べ、ブラックは、ポケットの中に入れて使っていると、数か月でひどい見た目になってしまいます。
色の好みは人それぞれですが、iPhone 5においては、ホワイトモデルが優位な製品であることは明らかです。もしアップルがiPhone 5のデザインをiPhone 5Sにも継承させるとすれば、ブラックモデルは停止にするのがよいでしょう。
MacBook Airの単一カラーで、顧客が離れるということは起こっていません。iPhoneに忠実なファンは、ホワイト/メタリックのiPhone 5Sしか買えないことを不服に思うかもしれませんが、それでサムスンなどの他社に流れてしまうことはまずないでしょう。
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