iPhone5Sと廉価版iPhoneの図面が流出、双方ともにiPhone5と似たデザイン
アップル製品のアクセサリーを製造するサードパーティのメーカーが、アップルが出どころとされる設計図を使い、発売が見込まれる廉価版iPhoneの、ケースの製造を始めたようです。米国のApple Insiderは、今回その寸法図を初めて入手し、噂されるデバイスの外観を予想しています。
上の画像は、その寸法図をもとに有名なケースメーカーが作成した、「iPhone Lite」と呼ばれる廉価版iPhoneの3D画像です。縁は丸みを帯び、フレーム部分は厚めで、これまでにリークされた情報と一致します。
アクセサリー業界に詳しい人物の中には、この寸法図が本物であると強く信じている人もおり、これらにもとづきアクセサリーの製造を始めたメーカーもあるようです。
また下の概略図からは、iPhone Liteが、4インチのスクリーン、ホームボタン、正面カメラを持ち、iPhone 5によく似た外観であることがうかがえます。
アップルの次期フラッグシップである、非公式には「iPhone 5S」と呼ばれるモデルについても、先行するモデルとかなり似たデザインを持つことがこれらの図面からわかります。
iPhone LiteとiPhone 5Sを比較すると、Liteは5Sよりわずかに幅が広く、背が高く、厚みは0.8mm厚く、背面側の縁も丸みをおびています。iPod クラシックによく似ているようです。
しかし、わずかな差異を除けば、iPhone Liteも、先行するiPhoneとほぼ同じデザインになりそうです。ヘッドフォン用ジャック、マイク用入力、ライトニングコネクタ、スピーカー用出力は底部に、ロックボタンは上部に、音量調整は左側面に、iSightカメラ、リアマイク、LEDフラッシュは背面に、それぞれ搭載されています。iPhone LiteのLEDフラッシュは1つですが、iPhone 5Sは、早くから噂されてきたように、より光量の多い長円形のデュアルLEDフラッシュが搭載されています。
ただし、過去には、非公式の寸法図をもとに賭けに出たメーカーがその賭けに負けた例もあることは、記しておかねばなりません。2011年、米国のHard Candy社は、iPhoneのものとされたティアドロップ型の3Dモデルをもとに、50,000ドル相当のスチール製の鋳型を発注しましたが、それが日の目を見ることはありませんでした。
ケースメーカーが入手した寸法図によって、廉価版iPhoneのサイズや形状が明らかになりましたが、一方で全く触れられていない要素もあります。例えば、廉価版iPhoneは、プラスチック製で複数のカラーバリエーションを持つことが噂されていますが、今回の資料には、それらの噂を裏付ける、または否定するような情報は一切含まれていませんでした。