廉価版iPhoneはプラスティック製でRetina無し、iPhone5Sに続き6~7月に登場か?
アップルのサプライチェーン筋からの情報として、廉価版iPhoneが今後数か月以内にデビューする...との噂があらためて盛り上がりを見せています。米国のApple Insiderが伝えます。
証券会社RBCキャピタルマーケッツのアミット・ダリャナニ氏が22日投資家に宛てた書簡には、アップルが今年6~7月頃に、「複数の新iPhone」をローンチするとの噂を聞きつけたと記されています。これは次世代フラッグシップとなる「iPhone 5S」と、より買い求めやすい廉価版iPhoneモデルを指している模様です。
「ローエンドiPhoneは、iPhone 5と同じフォームファクターで、サイズは4インチ。だがケースはプラスティック製で、Retinaディスプレイはない。低価格帯のiPhoneを出すことにより、アップル株価はスマートフォン市場の成長著しい一部を確保できる(400米ドル以下の価格帯)」
アップル噂のローエンドiPhoneの粗利益は、iPhone 5やiPhone 5Sよりも小さいと、ダリャナニ氏。しかし同氏は、廉価版iPhoneは2014年暦年で、収益で220億米ドル、また1株当たり5米ドル以上の利益をもたらし、結果、アップル株価はさらに50米ドルは上昇すると見ています。
同氏の予測は、ローエンドスマホ市場は2014年暦年でトータル約5億台に上り、アップルは中期的にそのうち15%以上を占有し、「控え目な」見積もりとして7000万台を売り上げるのではないかとしています。
ダリャナニ氏はまた、今年アップルは新iPad miniおよびフルサイズ新iPadをローンチするとしながらも、アップルテレビの完全版や、いわゆる「iWatch」というスマートウォッチについては「リリースの可能性はある」が、そのデビューのタイミングは「不明」と述べました。
RBCキャピタルマーケッツは、アップル株価のターゲットプライスを600米ドルとし、「アウトパフォーム」(一定の期間に、株価上昇率がベンチマークといわれる株価指数を上回ること)という評定を維持しています。