本文に広告を含む場合があります。

米アナリスト「iPhone5Sは"キラー機能"を搭載し、躍進するだろう」

著者情報

市場全体の動きが鈍ってきているこの時期、アップル陣営は、粛々と"一般ユーザーのためのスマホ"という自分たちの武器を磨いています。2007年にiPhoneが発売されてから現在まで、アップルはこの方針を貫いてきましたし、おそらく今後も変わることはないでしょう。しかし、少なくともモルガン・スタンレーのアナリストは、iPhone5Sの発売時にアップルが"キラー機能"をぶつけてくると確信しています。ガジェット系ニュースサイトTechnoBuffaloが伝えております。

「先週発表されたサムスンGalaxy S4を見たでしょ? あれもこれもの新機軸がよりどりみどりだったわね」とCNBCに語ったのは、アナリストのケイティ・ユベルティ氏です。「あの製品(S4)に欠けているものがあるとすれば、キラー機能じゃないかしら。私たちは、今年のアップルなら、きっとそれを成し遂げてくれると思ってるわ」

ユベリティ氏は、そのキラー機能とやらが何なのか、ソフトウェアなのかハードウェアなのかも言葉にしていません(インタビュー記事を掲載した米経済誌Barron'sは、ソフトウェアだとしています)。多くのユーザーは、iPhone5Sのアップグレードもこれまで同様に、同じアルミ製のデザインでスペック的にいくらか向上している、そんな程度のアップグレードになると予想しています。

聞くところでは、アップルは次期アップグレードでNFCと指紋認証技術を実現すると噂されています。アップルなら、これを成し遂げるだけの技術があることは間違いないでしょうが、とんでもないほどの革新的な新技術であるとは思えません。

アップルのプラットフォームに対して批判的な人の大半は、iPhoneの最大の弱点は変化に乏しいOSにあると考えています。そこで、今年後半に発表されるであろうiOS 7で一大変貌を遂げてくれることを期待したいところです。そういえば、アップルの最も象徴的なデザインをいくつか手がけているジョナサン・アイブ氏が、今年はソフトウェアの指揮部門に在籍しています。

ひょっとしたら、完全にリニューアルされたiOSにお目にかかれるのかもしれません。新しいiOSにキラー機能が搭載されるかどうかはこれからも注目していくとして、iOS 6のアップルマップ機能が、ユーザーが逃げ出すほどひどい代物ではないにしろ、"キラー"の名にふさわしくないことだけは確かでしょう。

関連記事

最新情報



上へ戻る