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大量リークされたiPhone5Sはまがい物!本物との見分け方について

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アップル御用達の中国メーカーであるフォックスコンからのリークとされる一連の写真は、iPhone 5Sがすでに生産段階に入ったことを示しています。そして、驚くことではありませんが、それはiPhone 5とそっくりの形をしています。実はこれ、iPhone 5Sではなく、ましてiPhoneですらないのです。なんと数多い中国製iPhoneのまがい物の一つなのです。ハイテク関連を扱う主要サイトの多くがこぞってその情報元を紹介し、このまがい物に夢中になっているようです。米国のExtreme Techが伝えております。

iPhone 5Sは、iPhone 4S同様に、iPhone 5を反復するようなアップグレードになると見られています。中国筋からiPhone 5そっくりの写真が現れた時、ハイテク関連の書き手たちは、これこそiPhone 5Sに違いないと思い込みました。あるドイツのサイトは、「iPhone 5S」はiPhone 5とは異なるバイブレーションモーターを備えていると伝え、それが新iPhoneだと申し立てています。多くのサイトが気付いていないのは、安っぽいバッテリー(iPhone 5は1440mAhですが、そのiPhoneクローンは1130mAh)、ライトニングコネクターの欠如、SDカードスロット付きであることなどです。

左:1130mAhのバッテリ、中央:SDカードポート、右:ライトニングコネクター無し

ほぼ間違いなく、この偽iPhone 5SはGooPhoneのようなもの。本物iPhoneよりずっと安い値段で買える中国製のまがい物です。iPhoneが急速に普及しつつあるにもかかわらず、その人口の大半がまだ月給1000米ドル以下という国では、偽物iPhoneですらビッグビジネスになるというわけです。一連の写真はフォックスコン由来のものかもしれませんが(フォックスコンでアップルのiPhoneは生産されています)、同社はアップルに限らずたくさんの企業向けにデバイスを生産しており、なかには中国国内の企業も含まれています。現時点では推測するしかありませんが、アップルの生産ラインは強固なセキュリティーによって隠されているはずですから、カメラが建物内に忍び込むなど考えにくいことです。

ハイテク関連の書き手の世界におけるアップルの噂は、たとえ疑わしいものであっても、猛烈に興味をそそります。アップルお得意の神秘的で魔術的なオーラによって、消費者らがものの見事に信じ込まされてしまうのと全く同じように、ハイテク関連の書き手たちもついつい信じてしまうようです。

しかし今回は、警告アラームを大音量で鳴らすべきでしょう。一連の写真と本物iPhone 5の写真を見比べてみてください。偽物の方は、トラックの後ろからドスンと落とされたガラクタか何かみたいに見えます。アップルはご存知のとおり、サムスンなどの競合他社との間で強いプレッシャーにさらされているわけです。必死になって頑張っているわけです。こんなひどいレベルにまで、水準を下げるはずはありません。

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