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シャープIGZO、アップルの次世代ディスプレイ最有力候補

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シャープは現在ラスベガスで開催中のコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)で、未来のモバイルディスプレイ向けのIGZO技術を披露、これをアップルが採用する可能性も高いと見るアナリストもいます。米国のApple Insiderが伝えております。

シャープはCESのメディア会見で、同社の未来にとってのIGZO技術の重要性を強調しました。IGZOのデモンストレーションには、コーニング社も参加。その第3世代となるゴリラガラスを発表しました。

トペカ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏がシャープのイベントに参加し、IGZO技術のレベルの高さを礼賛しています。このシャープの先端技術は、従来のLCDスクリーンの2倍の解像度ながら、90%の省電力です。

「デバイスの電源をオフした後も、IGZOであれば、スクリーンにイメージはしばらく残存する。IGZO技術は、アップルの未来のデバイス向けとして最有力候補」と、ホワイト氏。

アップルは過去数年間、シャープのIGZOディスプレイ技術に関心をもっていると噂されてきました。昨年のある報道では、IGZOパネルがアップルの第3世代iPadに採用されると伝えられましたが、結局、大量生産には時期尚早だとして見送られました。

昨年12月、またこの噂が再燃し、アップルが次世代iPhoneおよびiPadにIGZOディスプレイ技術を勘案していると報じられました。IGZOという名前は、その材質の頭文字語で、Indium(インジウム)、Gallium(ガリウム)、Zinc Oxide(ジンクオキサイド、酸化亜鉛)を表しています。

ホワイト氏によると、アップルは「サムスンに対抗するためにも、新しい革新的なディスプレイを強く求めている」とのこと。アップルはシャープとの交渉で、LG製ディスプレイへの依存を軽減できます。そのLGは2012年初頭、iPadのRetinaディスプレイの要求水準を満たすべく奮闘したと伝えられています。

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