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アップル、国内スマホ市場でサムスンを圧倒し続ける

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IDCの市場データによると、6~9月の四半期のアップル端末機の出荷は、サムスンの2倍以上を記録しました。

新しいデータによれば、アップルは日本のスマートホン市場において、過去数ヶ月間サムスンを圧倒し続けています。アナリスト達は、同社が来年までこの強さを維持していくだろうと見ています。MacWorld UKがレポートしています。

12月19日にIDCが発表した新しい出荷台数を見ると、2012年の第3四半期に、アップルがサムスン・エレクトロニクスや日本メーカーを確実に引き離しているのが分かります。この数を見ると、日本で出荷されたスマートホンの1/4がiPhone、23.5%が富士通、9.5%がサムスンの製品です。

すぐ近くの中国ではアップルはそれほど成功を収めていません(先日発売が開始されたiPhone 5は、売り上げ好調のようです)。また、主なライバルであるサムスンはその他の市場で大きく躍進しています。これに対して、日本市場におけるアップルは断トツの1位を続けています。日本では、アップルの携帯は、ソフトバンクとKDDIという主要な販売会社2社が、ガンガンとプロモーションをかけていますが、一方サムスンの販売はアップルを手がけていないNTTドコモが一手に引き受けています。

「アップルは日本のスマートホン市場のトップに君臨しています」東京のMM総研のモバイルアナリスト横田英明氏はこう述べています。「従来機種のiPhoneが契約料込み\0で売られるような低価格帯の市場でも、アップルが伸びています」

以前の機種と同様、日本では10月のiPhone 5発売時に長い行列ができ、最初はやや品薄気味でした。IDCのデータを見ると、富士通やシャープのような日本メーカーも国内では強い存在感を放っています。ただし、海外市場においては、ほとんど存在感がありません。

「ただ、この数字は出荷台数であることに注意しなければいけませんね。もっとも、アップルは販売台数においても、同じように強いのですが」IDCのマーケットアナリストである木村融人氏が述べています。

「富士通は強そうに見えますね。特に同社の"らくらくホン"シリーズを見ていると、そう思えます。しかし、いくらか供給過多のきらいがあり、今後は落ちていくでしょう」

「富士通のらくらくホンは、日本の高齢者をターゲットにしており、大きなアイコンと文字、そして簡単な操作が売りです。同社は今年の初めにらくらくホンのスマートホン版を発売し、キャリア会社のNTTドコモを通じて積極的に販売店へと卸しています」と木村氏。

「シャープは、同社のIGZO画面の技術を武器に、新しい携帯で大きな成功を収めてきました」とは横田氏。同社によれば、この画面の消費電力は通常のLCD画面に比べてはるかに小さく、スマホとしては珍しく、1回のチャージで2日間バッテリーを持たせることができるそうです。

「日本の消費者に取っては、バッテリーの寿命は重要な関心事なのです。シャープを2台目の携帯として購入する人も多いのです。シャープは、製品の供給能力が低いことが販売の足かせになっていますね」と横田氏は言っています。

IDCのデータを見ると、日本のスマートホン出荷におけるサムスンのシェアは、同社のフラッグシップモデルGalaxy S3が発売された第2四半期から急降下しています。第2四半期におけるサムソンの出荷台数のシェアは、アップルの28.7%に対して17.3%の割合です。その後、第3四半期には10%以下に落ちています。

サムスンもまた、日本において最大のチャレンジに直面しているのかもしれません。日本最大のビジネス紙である日本経済新聞の今月初旬の記事では、ドコモがiPhone 5の販売を申し入れるかどうか再考していると伝えています。同社は、ここ数ヶ月で自社の顧客が競合他社へと流れていくのを見てきているのです。

ドコモは現在も、日本国内市場に向けて、大々的にサムスンのGalaxy S3とNoteのプロモーションをかけていますが、仮に同社がiPhoneの販売を始めるとすれば、その攻勢も弱まる可能性があります。

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