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iPhone 5、品質管理の厳格化で供給不足はより深刻に

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iPhone5はApple史上最も速いペースで売れているiPhoneとなっています。それはまた、発売から3週間が経つにも関わらず手に入れるのが信じられないくらいに難しい、ということも意味しています。ブルームバーグによれば、状況はさらに悪化しているようです。アップルは出荷するデバイスから小さな欠けや傷などのダメージをなくすために、フォックスコンの品質管理をより厳しくする必要がありました。その結果、iPhone 5の生産率は低下しているようです。Cultofmacが伝えています。

この数週間にiPhone 5を購入した多くの顧客は、梱包を解く前の段階でデバイスに傷がついていたことを発見しています。iPhone 5に使われているアルミはデバイスを薄く軽くするのに貢献しましたが、同時に簡単にダメージを受けやすく、そのため工場を出荷する前にすでに傷がついているiPhone 5もあるようです。

ダメージのあるデバイスが顧客の手元に届くのを避けるために、アップルの上級役員たちはフォックスコンの幹部に対し、製品基準を厳しくし品質管理を強化することを求めたようです。デバイスの到着を待っている人たちにとって残念なことに、このことが製品の生産率を低下させています。

ブルームバーグのレポートによれば、これはアップルがすでに直面していた供給問題をさらに悪化させるものでした。iPhone 5は9月14日に発売されて以来、市場価格でおよそ6000万ドルのコストをアップルに要したと推定されています。

アップルはiPhone 5を発売3日で500万台販売したとされていますが、スターン・アギー&リーチのアナリスト、ショウ・ウー氏は、もっと多く生産していればもっとたくさん売ることができたはずだと述べています。

この供給上の制約が原因で、アナリストたちは次期四半期のiPhone 5の販売予測を抑制しています。RBCキャピタルマーケッツは12月期の販売予測を5700万台から4900万台に減らしました。

アップルのワールドワイド・プロダクトマーケティング担当上級副社長フィル・シラー氏は、小さな欠けや傷はアルミ製品には普通のことだと主張しています。とはいえ、箱から取り出す前にデバイスがダメージを受けているのは容認できない、ということについてはアップルも同意しているようです。

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